TOMONY(トモニー)
TOMONYは、
西武鉄道が
ファミリーマートと共同で運営する駅ナカの売店です。この新しい形の売店は、
2007年に
西武鉄道と
ファミリーマートが提携し、共同で開発したもので、以来多くの駅で利用されています。
1. 概要
TOMONYは、
2007年6月5日に運営の合意が成立し、7月には3つの試験店舗が開店されました。それぞれ異なる販売方式(ウォークイン、ステップイン、カウンター販売)で展開され、実証実験を経て、12月には高田馬場駅にも店舗が設置されました。2022年11月時点で、50店舗の有人店と6店舗の無人店が存在しています。名前の「TOMONY」は、
ファミリーマートとともに、お客様や地域と共に成長するという意図が込められています。
2. 店舗タイプ
TOMONYには以下のような店舗タイプがあります:
- - ウォークイン販売方式: 一般的なコンビニの約半分の広さを持ち、幅広い商品が揃えられています。
- - ステップイン販売方式: 売り場面積が小さく、緊急性の高い食品や飲料が中心に配置されています。
- - カウンター販売方式: 小型の店舗で、オムスビやサンドイッチなど特定の商品を多く取り揃えています。
- - 自動販売機型店舗: 街中の自動販売機にパンやおむすびを加えた店舗で、無人です。
3. 決済方法
TOMONYでは、交通系電子マネー(PASMO、Suicaなど)やクレジットカード、ファミマTカード、プリンスカードによる決済が可能です。2018年以降、WAONやEdyなども利用できるようになりました。Tポイントやプリンスカードのポイントは、一定の条件の下で同時に受け取ることができ、便利な
サービスを提供しています。さらに、一部の店舗にはATMやFamiポートも設置され、
サービスの幅を広げています。
4. スタッフと運営体制
TOMONYの全店舗は、
西武鉄道の事業部に属し、運営は
西武鉄道の社員やアルバイトが担当しています。スーパーバイザーは
ファミリーマートから配置され、スタッフの勤怠は独自のシステムで管理されています。多数の店舗を兼任している店長が、店舗の運営を円滑に進めています。評価制度についても、新たに統一されたシステムが導入され、このことで
サービスの向上を図っています。
営業時間は、ほとんどの店舗が6:30から23:00までと設定されており、24時間営業ではありません。各店舗により、売場面積や取扱商品は異なりますが、一般的なコンビニと同様に酒やタバコの販売も行われています。ただし、一部の店舗ではこれらの取り扱いが制限されています。
6. まとめ
TOMONYは、
西武鉄道と
ファミリーマートによる協業の下、多様な商品と便利な
サービスを提供する新しい形の駅ナカ売店です。地域とのつながりを大切にしながら、効率的で魅力的な店舗運営を行っています。今後も新たな店舗展開や
サービス拡充が期待されており、利用者にとってより便利で親しみやすい存在であることを目指しています。