TOUGH BOY

「TOUGH BOY」について

「TOUGH BOY」は、日本のロックバンド・TOM★CATが1987年に発表したシングルです。この楽曲はフジテレビのアニメ『北斗の拳2』の主題歌として広く知られています。リリース日は1987年3月21日で、TOMが作詞・作曲を手がけました。プロデューサーにはKODOMO BANDのうじきつよしが起用され、よりロックテイストが強化されたサウンドが特徴的です。

「TOUGH BOY」は、バンドのメジャーレーベルでの名義「TOM★CAT」としての最後のシングルであり、またデビュー以来在籍していたキャニオン・レコードのAARD-VARKレーベルからリリースされた楽曲でもあります。興味深いことに、1番の歌詞には「マニフェスト」という言葉が含まれており、これはリリース当時から16年程前に流行した用語です。

アニメ用に編集されたテレビサイズにおいては、歌詞にいくつかの変更が施されています。特に、フルサイズでは「いかれた」「eighties」と歌われる部分が、テレビ版では「ふざけた」「nineties」に差し替えられており、リスナーに新たな印象を与える工夫が施されています。

また、円道祥之の著書『空想歴史読本』では、この楽曲の歌詞や『北斗の拳2』の内容から、物語の核戦争は1999年7月のノストラダムスの予言とは関係ないとする見解が示されています。これにより、作品の背景や意味をより深く理解する手助けとなっています。

「TOUGH BOY」は、オリックス・バファローズの選手・杉本裕太郎の登場曲でも使用されたほか、2009年に急逝したプロボクサー・小松則幸の入場曲としても知られています。このように、音楽のみならず、スポーツシーンでもその影響力を持っている点が特筆されます。

カバーアーティスト

この楽曲は多くのアーティストによってカバーされており、音楽シーンでも高い評価を受けています。主なカバーアーティストとそのリリース年は以下の通りです：

• - アニメタル　アルバム『アニメタル・マラソンV』（2003年）
• - ハイロード　カバーアルバム『MEDUSA’s COIL』（2004年）
• - 桃井はるこ　カバーアルバム『COVER BEST カバー電車』（2007年）
• - 喜多修平　アルバム『キタポニクス』（2008年）
• - 滝田樹里 & 下田麻美　アルバム『トランス北斗の拳』（2008年）
• - 後藤邑子　カバーアルバム『ごとそん』（2010年）
• - MEG　『TOUGH BOY』（2010年、フランス限定配信）
• - たんこぶちん　『TOUGH BOY（〜TOUGH GIRL）』（2014年、映画『ハイキック・エンジェルス』主題歌）
• - Green Noize　『Tough Boy [ITA vers. + testo]』（2016年）
• - Kaioh　『Initial Dave Eurobeat Series Vol. 1』（2020年）

「TOUGH BOY」は、音楽ファンだけでなく、アニメやスポーツのファンにとっても特別な存在となっている作品です。その印象的なメロディーと力強い歌詞は、聴く者に感動を与え続けています。

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