TULIP LIVE The 1000th

TULIP LIVE The 1000th

『TULIP LIVE The 1000th』は、1970年代から80年代にかけて日本の音楽シーンで活躍したロックバンド、チューリップのライブ・アルバムです。1982年12月21日に発売されたこのアルバムには、1982年8月14日によみうりランドで行われた1000回記念ライブの模様が収められています。

このライブは、チューリップの初期の楽曲が徐々にライブセットから外れる過渡期にあたる時期に行われたものです。そのため、宇宙的なテーマを持つ新しい楽曲と、これまでのポップでロックなスタイルとが融合していることが特徴的です。このアルバムには、宇宙をテーマにした作品群や、当日の歓声がプロローグとして収められ、特に印象的な開演直前の緊張感を伝えています。

アルバムのアートワークには、テーマである「太陽」「月」「地球」がデザインされており、これが5歳児の遠藤大輔による作品であることが特記されています。ジャケットには立体印刷が施されており、視覚的にも楽しませてくれます。

収録曲

アルバムは4つのサイドに分かれており、各曲は財津和夫が主に作詞・作曲を手掛けています。以下に、各サイドの収録曲を紹介します。

SIDE 1

• - Prologue ～The Love Map Shop: 声援が響く開演直前の様子を収めたプロローグ。
• - 置いてきた日々: 財津和夫の歌声に乗せた、感傷的なメッセージが込められた曲。
• - Silent Love: 秘められた愛を描いた繊細な楽曲。
• - 虹とスニーカーの頃: ノスタルジックな日々を思い起こさせるメロディ。
• - めぐり逢いは想い出: 宮城伸一郎がボーカルを取る、心温まる楽曲。

SIDE 2

• - そんな時: 心の葛藤を歌う財津の一曲。
• - 木馬: デュエット形式で財津と姫野が歌声を響かせる。
• - 悪魔の子守唄: 財津のソロ楽曲で、全メンバーが交代で参加。
• - I am the Editor: 深い感慨を伴う歌詞が印象的な楽曲。
• - 日曜の風景画: 姫野がボーカルを務める、映像的な歌詞が特徴。

SIDE 3

• - 博多っ子純情: 地元愛を歌った、活気あふれる曲。
• - VOLUME・10: 宮城の清らかな声が特徴の一曲。
• - 生まれる星: 希望に溢れた前向きなメッセージ。
• - Shooting Star: 短い瞬間に込められた大きな想い。

SIDE 4

• - 光の輪: 財津のソロ楽曲として歌い上げられる。
• - 夢中さ君に: 複数ボーカルによるコーラスが魅力。
• - 魔法の黄色い靴: 様々な思いを詰め込んだ楽しい曲。
• - 青春の影: 若き日の思い出を描いた感傷的なバラード。
• - 2222年ピクニック: 未来への期待を感じさせる明るい楽曲。
• - エピローグ（美しい星）: ピアノソロで締めくくられる特別なトラック。

このアルバムは音楽的な革新と、チューリップの魅力がぎゅっと詰まった作品です。ファンにはたまらない一聴の価値があるでしょう。

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