The King of Fighters: Another Day

『ザ・キング・オブ・ファイターズ アナザーデイ』

『ザ・キング・オブ・ファイターズ アナザーデイ』は、2005年に公開された日本のアニメーション作品であり、地上波では放送されず、主にWEB配信やCSでの放送が行われました。この作品は、SNKプレイモア（後のSNK）の人気対戦型格闘ゲームシリーズ『ザ・キング・オブ・ファイターズ』を原作としており、全4話で構成されています。制作は、著名なアニメ制作スタジオであるProduction I.Gが手掛けました。

概要

本作は、ゲーム『ザ・キング・オブ・ファイターズ』の世界観とキャラクターを基にした作品であり、特に『KOF MAXIMUM IMPACT』と『ザ・キング・オブ・ファイターズXI』の続編として位置づけられています。しかし、FALCOONによると、このストーリーは実際には『MAXIMUM IMPACT』の世界観にキャラクターがゲスト出演する形のパラレルストーリーであり、公式の続編とは異なる設定となっています。

なぜなら、劇中では八神庵が炎を出せない描写があり、これは『XI』での事件に関連しており、続編の『MAXIMUM IMPACT 2』とは設定的に矛盾しています。このため、本作は『MAXIMUM IMPACT 2』との正式な繋がりを持たず、独立した物語として楽しむことができます。

本作は、DVDとしても販売されましたが、特にPlayStation 2用ソフト『KOF MAXIMUM IMPACT 2』の初回限定版に同梱される形でのみ流通しました。それ以外の形での販売は行われていないため、限定的な入手方法となっています。また、2005年の4月から9月にかけては、GyaOでの配信も行われました。さらに、2006年には『MI2』のプロモーションを兼ねてアニマックスやキッズステーションでも放送されました。

登場人物

各話には多彩なキャラクターが登場します。第1話にはソワレ・メイラやアルバ・メイラ、麻宮アテナ、不知火舞などのキャラクターが登場し、声優陣も豪華です。第2話ではロック・ハワードやテリー・ボガードなどが登場し、彼らの奮闘が描かれます。第3話にはK'やラルフ・ジョーンズが登場し、物語はさらに展開していきます。最終話では草薙京やアッシュ・クリムゾンなどが再登場し、物語のクライマックスが描かれます。

スタッフ

本作は、原作がSNKプレイモアであり、企画はsoimenが担当しました。監督は橘正紀、脚本は浅沼文生が手掛け、脚本監修として嬉野秋彦も参加しています。キャラクターデザインは下村一が担当し、オリジナルキャラクターデザインにはFALCOONが関わっています。美術設定は田村せいきが監修し、音楽は嘉生大樹が担当しました。また、主題歌はDakota Starによる「Regret」が使用されています。

この作品は、ゲームファンやアニメファンに向けた、個性的で魅力的なキャラクターたちが織りなすストーリーが魅力です。アニメとしての視覚的な表現と、ゲームからの引き継がれたキャラクターたちの新たな物語を楽しむことができる、特別な作品となっています。

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