Uボート艦型一覧

Uボート艦型一覧

第一次世界大戦および第二次世界大戦中にドイツ帝国海軍（カイザーliche Marine）および第三帝国海軍（Kriegsmarine）が運用した潜水艦、通称Uボートの艦型・艦級に関する情報の一覧です。

凡例

各表で使用されている記号の意味は以下の通りです。

`t` = トン
`m` = メートル
`kt` = ノット
`hp` = 馬力
`PE` = ガソリンエンジン
`DE` = ディーゼルエンジン
`EM` = 電動機
`EG` = 発電機

注: 水上/水中排水量は基準排水量を指します。

WWI世代

第一次世界大戦中に運用されたUボート。

UA型
U1～U160級などがUA型に分類されます。比較的大型で、長大な航続距離と豊富な兵器搭載量を誇り、外洋での作戦行動を重視して設計されました。水上艦隊との連携を想定していましたが、その優れた航洋能力から、主に外洋での通商破壊任務に投入されました。
U Kruezer (巡洋潜水艦)
UA型をさらに大型化し、外洋での活動能力を大幅に向上させたタイプです。U139型、U142型、U151型がこれに分類されます。
U151型は当初、商業用輸送潜水艦として建造されましたが、戦況の変化に伴い攻撃型巡洋潜水艦へと用途が変更されました。
UA Ms型
UA型の設計を簡略化し、戦時中の生産性を高めたタイプです。U43級からU63級が該当し、U81級からU160級はMittel U型と呼ばれます。
UB型
小型の沿岸用潜水艦で、主に魚雷攻撃に特化していました。
UC型
小型の沿岸用潜水艦で、機雷敷設を主任務としていました。
UE型
大型の巡洋潜水艦で、機雷敷設能力を備えていました。

WWII世代

第二次世界大戦中に運用されたUボート。

III型（3型）
1000t級の機雷敷設型航洋潜水艦として計画されました。54～75個の機雷を搭載可能でしたが、計画のみで建造には至りませんでした。
IV型（4型）
補給型潜水艦として計画されましたが、実現しませんでした。
V型（5型）
ヴァルター機関を搭載した実験型潜水艦で、V-80のみが建造されました。
XI型（11型）
4000t級の潜水空母として計画されました。水上偵察機アラドAr231を搭載可能でしたが、計画のみに終わりました。
XIII型（13型）
攻撃型沿岸潜水艦として計画されましたが、実現しませんでした。
XV型（15型）/XVI型（16型）
5000t級の輸送型/補給型潜水艦として計画されましたが、建造には至りませんでした。
XVIII型（18型）
ヴァルター機関を搭載した攻撃型航洋潜水艦で、3隻が起工されましたが、後に建造が中止されました。
XVIV型（19型）
XB型を改造した輸送型潜水艦として計画されましたが、実現しませんでした。
XX型（20型）
XB型を改造した輸送型潜水艦で、30隻が起工されましたが、後に建造が中止されました。
XXII型（22型）
ヴァルター機関を搭載した攻撃型沿岸潜水艦で、2隻が起工されましたが、後に建造が中止されました。
XXIV型（24型）
ヴァルター機関を搭載した攻撃型航洋潜水艦として計画されましたが、実現しませんでした。
XXV型（25型）
非大気依存推進（AIP）式の攻撃型沿岸潜水艦として計画されましたが、建造には至りませんでした。

関連項目

Uボート
潜水艦艦級一覧

外部リンク

uboat.net

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