U-miz
松任谷由実（ユーミン）の25枚目のオリジナルアルバム『U-miz』（ユー・ミッズ）は、1993年11月26日に東芝EMIよりリリースされました。CDとカセットテープの形態で発売され、同年12月からはアルバムを引っ提げたコンサートツアー『U-live』も開催されました。
アルバムタイトル『U-miz』は、「YUMI as a kid」と「Yuming's Kiz」という言葉を組み合わせた造語です。コンセプトを特に設けず、音楽に対してサイケデリックな要素を前面に出すことを意識して制作されました。初回盤のジャケットは、全面が黒色のプラスチックケースで覆われ、その上にステッカーを貼るという、非常にシンプルなデザインが採用されました。これは、従来のアルバムジャケットとは一線を画すものでした。
シングルとしてリリースされた「真夏の夜の夢」のカップリング曲である「風のスケッチ」（東京都TAMAらいふ21イメージソング）は、このアルバムには収録されていません。また、5枚目のアルバム『紅雀』から使用されていた、松任谷由実の顔が半分に切られたレーベルデザインは、本作で最後となりました。発売後には、『U-miz展』という展覧会も開催され、アルバムの世界観をより深く体験できる場が設けられました。
1. 自由への翼
2. HOZHO GOH（ホジョンゴ）
3. 真夏の夜の夢 (Album Mix)
4. この愛にふりむいて
5. XYZING XYZING
6. 11月のエイプリルフール
7. 只今最前線突破中
8. Angel Cryin' X'mas
9. July
10. 二人のパイレーツ（album version）
自由への翼
パット・メセニーの音楽性を意識して作られた楽曲。鈴木俊がコーラス詞を担当しています。
HOZHO GOH（ホジョンゴ）
ナバホ族の調和のとれた生活様式を意味する言葉がタイトルとなっています。ナバホ語の歌詞はGeri Keamsが担当しています。
真夏の夜の夢 (Album Mix)
1993年にTBS系ドラマ「誰にも言えない」の主題歌として起用されたシングル曲。4年ぶりのシングルリリースで、ミリオンヒットを記録しました。プロモーションビデオは公式サイトで視聴可能です。アルバム収録にあたっては、ドラムの響きやコーラスの強調など、細部にわたるリミックスが施されています。この楽曲は第12回JASRAC賞銀賞を受賞しました。
XYZING XYZING
タイトルは「ズィンズィン」と読み、アルファベットの最後の3文字に恋の終わりを重ねています。楽曲の映像的なイメージからプロモーションビデオが制作され、公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。
11月のエイプリルフール
フジテレビ系番組『ビートたけしのつくり方』のエンディングテーマとして使用されました。番組内では、オリジナルカラオケ付きの非売品CDシングルがプレゼントされました。
July
ユーミン流のサイケデリックな世界観を表現した楽曲。砧公園をイメージして制作されました。2018年には自薦ベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。』に初めて収録されました。
* 二人のパイレーツ（album version）
キリンラガービールのCMソングとして使用されました。CMで使用されたバージョンと、アルバムに収録された松任谷正隆のピアノ演奏をフィーチャーしたバージョンでは、アレンジが異なります。
本作には、国内外の著名なミュージシャンが多数参加しています。ドラムにはマイク・ベアード、ベースにはエイブラハム・ラボリエルとリーランド・スカラー、ギターにはマイケル・ランドウ、松原正樹、ポール・ジャクソン・ジュニア、鈴木茂などが名を連ねています。また、パーカッションにはマイケル・フィッシャーやペッカー、ホーンセクションにはジェリー・ヘイやチャック・フィンドレー、サックスにはダン・ヒギンズなど、豪華なメンバーが演奏に参加しています。ボーカルには、カーメン・トゥウィリー、テリー・ヤング、ジュリア＆オレン・ウォーターズ、マキシン＆ルーサー・ウォーターズ、そしてゲリ・キームスらが参加し、コーラスやナバホ語での歌唱、語りなどを担当しています。キーボードとプログラミングは松任谷正隆が、シンセサイザープログラミングは山中雅文、シンクラヴィアプログラミングは本間郁雄が担当しています。
松任谷由実オフィシャルサイトでは、本アルバムの詳細やプロモーションビデオを視聴できます。
『U-miz』は、ユーミンの音楽的な探求心と実験精神が結実したアルバムであり、聴く者を魅了する多様な楽曲が収録されています。サイケデリックな要素を取り入れつつ、ユーミンならではのメロディセンスが光る本作は、多くのファンに愛され続けています。
アルバムタイトル『U-miz』は、「YUMI as a kid」と「Yuming's Kiz」という言葉を組み合わせた造語です。コンセプトを特に設けず、音楽に対してサイケデリックな要素を前面に出すことを意識して制作されました。初回盤のジャケットは、全面が黒色のプラスチックケースで覆われ、その上にステッカーを貼るという、非常にシンプルなデザインが採用されました。これは、従来のアルバムジャケットとは一線を画すものでした。
シングルとしてリリースされた「真夏の夜の夢」のカップリング曲である「風のスケッチ」（東京都TAMAらいふ21イメージソング）は、このアルバムには収録されていません。また、5枚目のアルバム『紅雀』から使用されていた、松任谷由実の顔が半分に切られたレーベルデザインは、本作で最後となりました。発売後には、『U-miz展』という展覧会も開催され、アルバムの世界観をより深く体験できる場が設けられました。
収録曲
1. 自由への翼
2. HOZHO GOH（ホジョンゴ）
3. 真夏の夜の夢 (Album Mix)
4. この愛にふりむいて
5. XYZING XYZING
6. 11月のエイプリルフール
7. 只今最前線突破中
8. Angel Cryin' X'mas
9. July
10. 二人のパイレーツ（album version）
楽曲解説
自由への翼
パット・メセニーの音楽性を意識して作られた楽曲。鈴木俊がコーラス詞を担当しています。
HOZHO GOH（ホジョンゴ）
ナバホ族の調和のとれた生活様式を意味する言葉がタイトルとなっています。ナバホ語の歌詞はGeri Keamsが担当しています。
真夏の夜の夢 (Album Mix)
1993年にTBS系ドラマ「誰にも言えない」の主題歌として起用されたシングル曲。4年ぶりのシングルリリースで、ミリオンヒットを記録しました。プロモーションビデオは公式サイトで視聴可能です。アルバム収録にあたっては、ドラムの響きやコーラスの強調など、細部にわたるリミックスが施されています。この楽曲は第12回JASRAC賞銀賞を受賞しました。
XYZING XYZING
タイトルは「ズィンズィン」と読み、アルファベットの最後の3文字に恋の終わりを重ねています。楽曲の映像的なイメージからプロモーションビデオが制作され、公式YouTubeチャンネルで視聴可能です。
11月のエイプリルフール
フジテレビ系番組『ビートたけしのつくり方』のエンディングテーマとして使用されました。番組内では、オリジナルカラオケ付きの非売品CDシングルがプレゼントされました。
July
ユーミン流のサイケデリックな世界観を表現した楽曲。砧公園をイメージして制作されました。2018年には自薦ベストアルバム『ユーミンからの、恋のうた。』に初めて収録されました。
* 二人のパイレーツ（album version）
キリンラガービールのCMソングとして使用されました。CMで使用されたバージョンと、アルバムに収録された松任谷正隆のピアノ演奏をフィーチャーしたバージョンでは、アレンジが異なります。
参加ミュージシャン
本作には、国内外の著名なミュージシャンが多数参加しています。ドラムにはマイク・ベアード、ベースにはエイブラハム・ラボリエルとリーランド・スカラー、ギターにはマイケル・ランドウ、松原正樹、ポール・ジャクソン・ジュニア、鈴木茂などが名を連ねています。また、パーカッションにはマイケル・フィッシャーやペッカー、ホーンセクションにはジェリー・ヘイやチャック・フィンドレー、サックスにはダン・ヒギンズなど、豪華なメンバーが演奏に参加しています。ボーカルには、カーメン・トゥウィリー、テリー・ヤング、ジュリア＆オレン・ウォーターズ、マキシン＆ルーサー・ウォーターズ、そしてゲリ・キームスらが参加し、コーラスやナバホ語での歌唱、語りなどを担当しています。キーボードとプログラミングは松任谷正隆が、シンセサイザープログラミングは山中雅文、シンクラヴィアプログラミングは本間郁雄が担当しています。
脚注
松任谷由実オフィシャルサイトでは、本アルバムの詳細やプロモーションビデオを視聴できます。
『U-miz』は、ユーミンの音楽的な探求心と実験精神が結実したアルバムであり、聴く者を魅了する多様な楽曲が収録されています。サイケデリックな要素を取り入れつつ、ユーミンならではのメロディセンスが光る本作は、多くのファンに愛され続けています。
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