UEFAチャンピオンズリーグ 2017-18 決勝

UEFAチャンピオンズリーグ2017-18決勝の概要

UEFAチャンピオンズリーグ2017-18の決勝戦は、2018年5月26日にウクライナ、キーウのNSCオリンピスキで開催されました。この試合は、UEFAチャンピオンズリーグの第26回目の決勝戦であり、歴史的に見るとチャンピオンズカップ時代を含めると63回目の決勝に当たります。この試合でレアル・マドリードはリヴァプールを3-1で下し、クラブ史上最多となる13回目の優勝を果たしました。

試合前の事情

試合会場のNSCオリンピスキは、1923年に開場され、これまでに多くの重要な試合を開催してきました。特に、2012年のEUROでは決勝戦も行われ、収容人数は7万50人に達します。UEFAの理事会によって、2016年9月にこのスタジアムが決勝戦の会場に決定されたことで、ウクライナで初めての決勝の舞台となりました。

また、決勝戦の公式アンバサダーには、ACミランでチャンピオンズリーグ優勝を経験した元ウクライナ代表のアンドリー・シェフチェンコが選ばれました。チケット販売も大変注目され、63,000枚中40,700枚がファン向けに販売されたことがわかっています。

試合の展開

試合はお互いの強さを示した展開で始まりました。レアル・マドリードはクリスティアーノ・ロナウドとカリム・ベンゼマが前線に立つ4-3-1-2のフォーメーションを採用しました。一方、リヴァプールはモハメド・サラーやロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネが揃う4-3-3で対応しました。

前半は両チームともに攻勢をかけるも得点には至らず、特にリヴァプールはフィルミーノやアレクサンダー＝アーノルドがチャンスを作りますが、レアルのGKケイロル・ナバスの好守に阻まれました。しかし、試合は運命的な瞬間へと進んでいきます。前半25分には、サラーが負傷して交代。一方、レアルもダニエル・カルバハルを失い、両チームにとって厳しい前半戦となりました。

後半が始まると、リヴァプールが早々に同点に追いつくも、レアルはガレス・ベイルを投入し、彼の一撃が勝負を決定づけることになります。特に64分のバイシクルキックによるゴールは圧巻で、スタジアムを沸かせました。83分には再びベイルが強烈なミドルシュートを放つと、これがカリウスのミスを誘い、レアルの3点目に繋がりました。

結果と意義

この結果、レアル・マドリードは3連覇を達成し、同時にチャンピオンズリーグにおいて初の3連覇を成し遂げたチームとなりました。また、クリスティアーノ・ロナウドは、決勝進出6回中5回の優勝を果たし、この大会の歴史に名を刻むことになりました。

この試合は、サッカーの歴史において特に記憶に残る瞬間となり、世界中のサッカーファンにとっても忘れがたい一夜となったことでしょう。

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