UFC 205

UFC 205: Alvarez vs. McGregor 大会概要

2016年11月12日、ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区のマディソン・スクエア・ガーデンにて開催された、UFC（Ultimate Fighting Championship）の格闘技イベント、UFC 205: Alvarez vs. McGregorは、複数のタイトルマッチが組まれ、大きな注目を集めました。

この大会では、エディ・アルバレスとコナー・マクレガーによるUFC世界ライト級タイトルマッチ、タイロン・ウッドリーとスティーブン・トンプソンによるUFC世界ウェルター級タイトルマッチ、ヨアナ・イェンジェイチックとカロリーナ・コバケビッチによるUFC世界女子ストロー級タイトルマッチという3つのタイトル戦が実現しました。

大会は、マディソン・スクエア・ガーデンにおける新たな興行収入記録を樹立しました。1770万ドルというゲート収入は、1999年のレノックス・ルイス対イベンダー・ホリフィールドの記録を更新するものでした。また、前日計量には15,480人の観客が訪れ、これもUFCの新記録となりました。さらに、世界中のソーシャルメディア上でのインプレッション数は、NFLスーパーボウルの3倍以上となる140億回以上に達するなど、その人気と影響力の大きさを示しました。

興味深いのは、当時大統領当選直後だったドナルド・トランプ氏が来場予定だったことです。しかし、警備体制などの準備が間に合わず、観戦は実現しませんでした。その後、トランプ氏はUFC 244で試合を観戦しています。

試合結果

大会では、アーリープレリム、プレリミナリーカード、メインカードと複数の試合が行われました。それぞれの試合の結果は以下の通りです。

アーリープレリム

第1試合：リズ・カムーシェ ○ vs. ケイトリン・チュケイギアン × (判定2-1)
第2試合：ジム・ミラー ○ vs. チアゴ・アウベス × (判定3-0) ※アウベスの体重超過により、ライト級から変更

プレリミナリーカード

第3試合：ビセンテ・ルケ ○ vs. ベラル・モハメッド × (1R 1:19 KO)
第4試合：ティム・ボッシュ ○ vs. ハファエル・ナタウ × (1R 3:22 TKO)
第5試合：ハビブ・ヌルマゴメドフ ○ vs. マイケル・ジョンソン × (3R 2:31 キムラロック)
第6試合：フランク・エドガー ○ vs. ジェレミー・スティーブンス × (判定3-0)

メインカード

第7試合：ラケル・ペニントン ○ vs. ミーシャ・テイト × (判定3-0)
第8試合：ヨエル・ロメロ ○ vs. クリス・ワイドマン × (3R 0:24 KO)
第9試合：UFC世界女子ストロー級タイトルマッチ
ヨアナ・イェンジェイチック ○ vs. カロリナ・コバケビッチ × (判定3-0) ※イェンジェイチックが4度目の防衛に成功
第10試合：UFC世界ウェルター級タイトルマッチ
タイロン・ウッドリー △ vs. スティーブン・トンプソン △ (判定1-1) ※ウッドリーが初防衛に成功
第11試合：UFC世界ライト級タイトルマッチ
コナー・マクレガー ○ vs. エディ・アルバレス × (2R 3:04 TKO) ※マクレガーが王座獲得に成功

各賞

ファイト・オブ・ザ・ナイト：タイロン・ウッドリー vs. スティーブン・トンプソン
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト：コナー・マクレガー、ヨエル・ロメロ

受賞選手にはそれぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

カード変更

負傷などにより、当初の予定からカードに変更があった可能性があります。詳細は公式発表をご確認ください。

UFC 205は、複数のタイトルマッチと、記録的な興行収入、そしてマクレガーのライト級制覇という歴史的な出来事が起きた大会として記憶されています。その盛り上がりは、SNS上のインプレッション数からも明らかです。また、トランプ大統領の来場計画や、各試合の結果、そして受賞選手など、様々な側面からこの大会を振り返ることができます。

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