UFC 241: Cormier vs. Miocic 2 大会詳報
2019年8月17日、
カリフォルニア州アナハイムの
ホンダセンターで開催された
UFC 241は、
総合格闘技ファンの記憶に強く刻まれた大会となりました。そのメインイベントを飾ったのは、UFC世界ヘビー級タイトルマッチ。王者
ダニエル・コーミエと、挑戦者
スティーペ・ミオシッチによる、シリーズ第2戦ということもあり、世界中の注目を集めました。
そしてこの大会は、その年の出来事の中でも最も優れたイベントとして、
2019年のUFCイベント・オブ・ザ・イヤーに輝きました。試合のレベルの高さと、観客を魅了した数々のドラマティックな展開が評価されたと言えるでしょう。
試合結果詳細
大会は、アーリープレリミナリーカード、プレリミナリーカード、そしてメインカードという三部構成で展開されました。それぞれのカードで、白熱した試合が繰り広げられました。
アーリープレリミナリーカードでは、女子フライ級、バンタム級、女子ストロー級の3試合が行われ、サビーナ・マゾ、カン・ギョンホ、ハンナ・シファーズが勝利を収めました。
プレリミナリーカードでは、63.5kg契約、ライト級、バンタム級、ライト級の4試合が実施されました。
ケイシー・ケニー、ドラッカー・クロース、
コーリー・サンドヘイゲン、そしてカーマ・ワーシーがそれぞれ勝利を掴みました。ワーシーの試合は1RでTKO勝ちという、圧巻の勝利となりました。
メインカードでは、ミドル級、フェザー級、ミドル級、ウェルター級の4試合と、メインイベントの世界ヘビー級タイトルマッチが行われました。
デレク・ブランソン、
ソディック・ユサフ、
パウロ・コスタ、
ネイト・ディアスが勝利し、そしてメインイベントでは、
スティーペ・ミオシッチが王者
ダニエル・コーミエを4RにTKOで下し、王座奪還を果たしました。この試合は、まさに大会を象徴する白眉と言えるでしょう。ミオシッチの右ストレートからのパウンドが、コーミエをマットに沈めました。
各試合の結果は以下の通りです。
第1試合: サビーナ・マゾ ○ vs × シャナ・ドブソン (判定3-0)
第2試合: カン・ギョンホ ○ vs × ブランドン・デイビス (判定2-1)
第3試合: ハンナ・シファーズ ○ vs × ジョディ・エスキベル (判定3-0)
第4試合: ケイシー・ケニー ○ vs × マニー・バミューデス (判定3-0)
第5試合: ドラッカー・クロース ○ vs × クリストス・ジアゴス (判定3-0)
第6試合: コーリー・サンドヘイゲン ○ vs × ハファエル・アスンソン (判定3-0)
第7試合: カーマ・ワーシー ○ vs × デボンテ・スミス (1R 4:15 TKO)
第8試合: デレク・ブランソン ○ vs × イアン・ハイニッシュ (判定3-0)
第9試合: ソディック・ユサフ ○ vs × ガブリエル・ベニテス (1R 4:14 TKO)
第10試合: パウロ・コスタ ○ vs ×
ヨエル・ロメロ (判定3-0)
第11試合: ネイト・ディアス ○ vs ×
アンソニー・ペティス (判定3-0)
第12試合: スティーペ・ミオシッチ ○ vs ×
ダニエル・コーミエ (4R 4:09 TKO)
大会表彰
大会では、以下の選手が表彰されました。
ファイト・オブ・ザ・ナイト: パウロ・コスタ vs.
ヨエル・ロメロ
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: スティーペ・ミオシッチ、カーマ・ワーシー
受賞選手には、それぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。
まとめ
UFC 241は、ミオシッチの王座奪還という劇的な結末だけでなく、数々の好試合が展開された、まさに記憶に残る大会となりました。各選手の激しい戦いと、その結果が、UFCの歴史に新たな1ページを刻みました。この大会の興奮と感動は、今も多くのファンの心に生き続けています。