UFC 51

UFC 51: スーパーサタデー - 2005年2月5日、ラスベガスの激闘

2005年2月5日、ネバダ州ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベント・センターにおいて、世界中から注目を集めた総合格闘技イベント、UFC 51: スーパーサタデーが開催されました。この大会は、UFC世界ヘビー級王者フランク・ミアの負傷による長期離脱を受け、ヘビー級暫定王座決定戦と、空位となっていたミドル級王座決定戦という、2つのタイトルマッチが組まれたことで大きな話題を呼びました。

王座決定戦の激闘

ヘビー級暫定王座決定戦では、アンドレイ・アルロフスキーとティム・シルビアが激突しました。試合はアルロフスキーが、わずか47秒という速さでアキレス腱固めを極め、見事勝利を収め、暫定王者に輝きました。

一方、ミドル級王座決定戦では、エヴァン・タナーとデビッド・テレルが対戦。タナーは1R 4分35秒、レフェリーストップによるTKO勝ちで王座を獲得し、第3代UFC世界ミドル級王者に戴冠しました。この試合は、タナーの圧倒的な攻撃力が際立った、記憶に残る一戦となりました。

メインイベントとその他の注目カード

大会のメインイベントを飾ったのは、ティト・オーティズとビクトー・ベウフォートによるライトヘビー級戦でした。激しい打ち合いを展開したこの試合は、最終的にオーティズが判定勝ちを収めました。接戦となったこの一戦は、両選手の闘志と実力を改めて見せつけるものとなりました。

この他にも、多くの注目カードが組まれ、会場を熱狂の渦に巻き込みました。ニック・ディアスがドリュー・フィケットをTKOで下すなど、観客を興奮させる試合が数多く繰り広げられました。

試合結果詳細

以下に、UFC 51の全試合結果を詳細にまとめます。

プレリミナリィカード

第1試合 ウェルター級：○ ニック・ディアス vs. × ドリュー・フィケット (1R 4:40 TKO)
第2試合 ウェルター級：○ カロ・パリジャン vs. × クリス・ライトル (3R終了 判定3-0)
第3試合 ミドル級：○ デビッド・ロワゾー vs. × ギデオン・レイ (1R終了時 TKO)
第4試合 ヘビー級：○ ポール・ブエンテロ vs. × ジャスティン・エイラーズ (1R 3:34 KO)

メインカード

第5試合 ヘビー級：○ マイク・カイル vs. × ジェームス・アーヴィン (1R 1:55 KO)
第6試合 UFC世界ミドル級王座決定戦：○ エヴァン・タナー vs. × デビッド・テレル (1R 4:35 TKO) ※タナーが王座獲得
第7試合 UFC世界ヘビー級暫定王座決定戦：○ アンドレイ・アルロフスキー vs. × ティム・シルビア (1R 0:47 アキレス腱固め) ※アルロフスキーが王座獲得
第8試合 ミドル級：○ ピート・セル vs. × フィル・バローニ (3R 4:19 フロントチョーク)
* 第9試合 ライトヘビー級：○ ティト・オーティズ vs. × ビクトー・ベウフォート (3R終了 判定2-1)

UFC 51は、新たな王者誕生と、激しい試合の数々で、多くのファンの記憶に刻まれた大会となりました。

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