ポール・ブエンテロ

ポール・ブエンテロ：不屈の魂を持つヘビー級ファイター

ポール・ブエンテロ（Paul Buentello、1974年1月16日生まれ）は、アメリカ合衆国テキサス州アマリロ出身の総合格闘家です。グラッジ・トレーニング・センターに所属し、元KOTC世界ヘビー級王者という輝かしい実績を持っています。

若き日の才能開花と格闘技への道

ブエンテロは高校時代、野球とサッカーでその運動能力を発揮していました。卒業後にはテコンドーを始め、格闘技の世界に足を踏み入れます。

KOTC世界ヘビー級王座戴冠

2003年11月2日、ブエンテロはKOTC世界ヘビー級タイトルマッチでボビー・ホフマンに挑戦し、見事ギブアップ勝ちを収め、念願の王座を獲得しました。この勝利は、彼のキャリアにおける大きなターニングポイントとなりました。

UFC参戦と強豪との激闘

2005年2月5日、UFC 51でジャスティン・エイラーズとの対戦でUFCデビューを果たし、右ストレートでKO勝ちという鮮烈な勝利を飾りました。しかし、2005年10月7日、UFC 55でのUFC世界ヘビー級タイトルマッチでは、当時の王者アンドレイ・アルロフスキーに挑戦し、開始早々にKO負けを喫し、王座獲得はなりませんでした。その後、2006年2月4日のUFC 57でギルバート・アルダナにTKO勝ちを収めています。

Strikeforceでの挑戦

2006年10月7日、Strikeforceに初参戦し、タンク・アボットをKOで下しました。2007年6月22日には、Strikeforce: Shamrock vs. Baroniでカーター・ウィリアムスにTKO勝ちを収めました。同年11月16日、Strikeforce世界ヘビー級王座決定戦でアリスター・オーフレイムと対戦しましたが、2Rにボディへの膝蹴りでギブアップ負けを喫し、王座獲得はなりませんでした。

Afflictionでの活躍

2008年7月19日、Affliction旗揚げ戦Affliction: Bannedでゲーリー・グッドリッジと対戦し、判定勝ちを収めました。2009年1月24日、Affliction: Day of Reckoningではキリル・シデルニコフにTKO勝ちを収めています。

UFC復帰とその後

2009年12月12日、3年10か月ぶりにUFCに復帰し、UFC 107でステファン・ストルーフェと対戦しましたが、判定負けを喫しました。2010年3月21日、UFC on Versus: Vera vs. Jonesでシーク・コンゴと対戦し、TKO負け。同年8月14日、PWP世界ヘビー級王座決定戦でティム・シルビアと対戦し、TKO負けを喫し、王座獲得はなりませんでした。

戦績と獲得タイトル

ブエンテロは、数々の激戦を繰り広げ、以下のタイトルを獲得しています。

USWF 9ヘビー級トーナメント 優勝（1998年）
IFC全米スーパーヘビー級王座（2000年）
* 第4代KOTC世界ヘビー級王座（2003年）

ポール・ブエンテロは、そのアグレッシブなファイトスタイルと決して諦めない不屈の精神で、多くのファンを魅了しました。彼の戦いは、総合格闘技の歴史に深く刻まれています。

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