UFC Fight Night: MacDonald vs. Thompson

UFC Fight Night 89: MacDonald vs. Thompson 大会レポート

2016年6月18日、カナダ・オンタリオ州オタワのTDプレイスアリーナにて、UFC Fight Night 89（別名UFC Fight Night: MacDonald vs. Thompson）が開催されました。ウェルター級マッチ、ローリー・マクドナルド対スティーブン・トンプソン戦がメインイベントとして注目を集めたこの大会は、計13試合の熱戦が繰り広げられました。

大会概要

今大会の目玉は、キャリアで幾多の激戦を経験してきたローリー・マクドナルドと、高い打撃精度を誇るスティーブン・トンプソンのウェルター級対決でした。両雄の激突に加え、7戦全勝の無敗記録を誇るジョナサン・ムニエのUFCデビュー戦も大きな話題となりました。ムニエのUFC初陣は、どのような結果に終わったのでしょうか。

試合結果

大会は、アーリープレリム、プレリミナリーカード、そしてメインカードの三部構成で進行されました。以下、各試合の結果を詳細に見ていきましょう。

アーリープレリム

第1試合 フライ級: アリ・バガウティノフ ○ vs. × ジアン・エレーラ。3-0の判定勝ちでバガウティノフが勝利しました。
第2試合 ウェルター級: コルビー・コヴィントン ○ vs. × ジョナサン・ムニエ。コヴィントンがリアネイキドチョークで1ラウンド0分54秒に勝利しました。ムニエのUFCデビュー戦は惜しくも敗戦となりました。
第3試合 女子117.5ポンド契約: ランダ・マルコス ○ vs. × ジョスリン・ジョーンズ＝ライバーガー。マルコスは、体重超過により当初の女子ストロー級から変更された契約体重で、3-0の判定勝ちを収めました。
第4試合 ミドル級: イライアス・テオドロウ ○ vs. × サム・アルビー。テオドロウが3-0の判定勝ちを収めました。

プレリミナリーカード

第5試合 バンタム級: ジョー・ソト ○ vs. × クリス・ビール。ソトがリアネイキドチョークで3ラウンド3分39秒に勝利しました。
第6試合 ミドル級: クリストフ・ヨトゥコ ○ vs. × タムダン・マクローリー。ヨトゥコが左フックで1ラウンド0分59秒にKO勝ちしました。
第7試合 ライトヘビー級: ミシャ・サークノフ ○ vs. × イオン・クテラバ。サークノフが肩固めで3ラウンド1分22秒に勝利しました。
第8試合 ライト級: ジェイソン・サッゴ ○ vs. × レアンドロ・シウバ。サッゴが2-1の判定勝ちで勝利しました。

メインカード

第9試合 女子フライ級: ジョアン・コールダウッド ○ vs. × ヴァレリー・レターノー。コールダウッドがスタンドパンチ連打により3ラウンド2分51秒にTKO勝ちしました。
第10試合 ライト級: オリビエ・オービン＝メルシエ ○ vs. × ティボー・グティ。オービン＝メルシエがリアネイキドチョークで3ラウンド2分28秒に勝利しました。
第11試合 ミドル級: スティーブ・ボッセ ○ vs. × ショーン・オコンネル。ボッセが3-0の判定勝ちを収めました。この試合はファイト・オブ・ザ・ナイトに選ばれました。
第12試合 ウェルター級: ドナルド・セラーニ ○ vs. × パトリック・コーテ。セラーニが右フックからのパウンドで3ラウンド2分35秒にTKO勝ちしました。この勝利で彼はパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを獲得しました。
第13試合 ウェルター級: スティーブン・トンプソン ○ vs. × ローリー・マクドナルド。メインイベントを制したのはトンプソンでした。5ラウンドの激闘の末、3-0の判定勝ちを収めました。

各賞

ファイト・オブ・ザ・ナイト: スティーブ・ボッセ vs. ショーン・オコンネル
パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト: ドナルド・セラーニ、クリストフ・ヨトゥコ

受賞選手にはそれぞれ5万ドルのボーナスが授与されました。

カード変更

負傷などにより、以下のカード変更がありました。

アレックス・ガルシア → ジョナサン・ムニエ（第2試合）
* 山本“KID”徳郁 → ジョー・ソト（第5試合）

まとめ

UFC Fight Night 89は、メインイベントだけでなく、多くの選手が記憶に残るパフォーマンスを見せた大会となりました。特に、デビュー戦ながら注目を集めたムニエの活躍や、複数の選手によるボーナス獲得は、大会全体の盛り上がりをさらに高めました。この大会は、UFCの歴史に刻まれる、記憶に残る一夜となりました。

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