URBANO BARONE

URBANO BARONE（アルバーノ・バローネ）は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ（現：ソニーモバイルコミュニケーションズ）が日本国内向けに開発し、KDDIおよび沖縄セルラー電話のauブランドで展開されたCDMA 1X WIN対応携帯電話です。製造型番はSOY03です。

概要

URBANO BARONEは、auのURBANOシリーズの第2弾として登場した音声通話端末です。前作はシャープ製でしたが、本機はソニー・エリクソン製となり、さらなる高機能化が図られました。ハイエンドモデルとしての位置づけが特徴です。

ターゲット層は、行動的な40代から50代のエルダー層に加え、往年のソニー製品に慣れ親しんだユーザーも意識されています。デザイン面では、ヒンジ部分に同社のVAIOとの類似点が見られ、ソニーらしさを感じさせます。また、高音域の音声を補正する「はっきりモード」を搭載し、キーも独立していて押しやすく、使いやすさを追求しています。

機能面では、防水機能（IPX5／IPX7等級）を除き、同時期に発表されたBRAVIA Phone U1（SOY02）に準拠しています。基本的な機能を備えつつ、より高品位な利用体験を提供するモデルです。

沿革

2009年10月19日：KDDIおよびソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズより公式発表。
2010年2月5日：全国で一斉発売。
2010年12月：販売終了。
2012年7月22日：L800MHz帯（旧800MHz帯・CDMA Bandclass 3）エリアでのサービス停波により、以降はN800MHz帯（新800MHz帯・CDMA Bandclass 0 Subclass 2）エリアおよび2GHz帯（CDMA Bandclass 6）エリアでのサービス利用となりました。

主な機能・対応サービス

歩数計（My Walkアプリ）
BRAVIAポストカード対応
聞きやすいモード
フェイク着信
「お出かけ転送」対応：ソニー製Blu-ray Discレコーダーで録画した番組を本機に転送できる機能。

不具合および新機能の追加

2010年6月24日に、以下の新機能がケータイアップデートにより追加されました。

宅内用小型基地局「auフェムトセル」に対応。

純正オプションの卓上ホルダに関しては、利用開始から比較的早期に接触不良を起こし、充電できなくなるという報告が多数ありました。初期不良以外は無償交換の対象外となるため、注意が必要です。

名前の由来

「URBANO」はイタリア語で「都会」を意味し、「BARONE」は「男爵」を意味する「BARON」から派生した言葉です。都会的で洗練されたイメージと、男爵のような品格を兼ね備えた端末であることを表しています。

関連項目

URBANO MOND(SOY04)：後継機種
G-BOOK mX

脚注

URBANO BARONE（Sony Mobile）
URBANO BARONE（au） - ウェイバックマシン（2011年7月7日アーカイブ分）

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