Umie MOSAIC

umie MOSAIC（ウミエ モザイク）

兵庫県神戸市中央区に位置するumie MOSAIC（ウミエ モザイク）は、海と運河に恵まれたロケーションにある複合商業施設です。元々は三菱倉庫の倉庫跡地に建てられ、1992年に「神戸モザイク」としてオープンしました。施設は三層構造で、様々なショップ、レストラン、さらにはアミューズメントエリアとして機能するモザイクガーデンを備えています。特に神戸ハーバーランドの東側、神戸港のウォーターフロントに面しているため、訪れる人々は美しい景観を楽しむことができます。

2階に設置されたウッドデッキからは神戸港を行き来する観光船『神戸コンチェルト』や、向かい側にある神戸メリケンパークオリエンタルホテルなどの絶景が広がります。その中でも2017年に設置された世界一のクリスマスツリーは、多くの人の目を引きつけました。

施設の初期の運営は、阪急百貨店が40%、阪急電鉄・東宝・三菱倉庫の三社が20%ずつ出資して設立された『タクト』が担っていましたが、商業施設の経営が厳しくなる中で、2012年には阪急百貨店がハーバーランドでの商業運営から撤退を発表しました。この影響により、神戸モザイクの経営権は三菱倉庫に移行しました。

その後、2013年4月には神戸阪急跡地やHa・Reと共にイオンモールによる再開発が行われ、umieとして新たにオープンしました。このリニューアルによって施設名は『umie MOSAIC』に変更され、新たな顔を持つこととなったのです。

umie MOSAICに改名された後も多くのテナントは神戸モザイク時代から営業を続けています。また、館内には阪急阪神東宝グループが運営する映画館があり、リニューアル後は「OSシネマズ神戸ハーバーランド」として名称が変更され、スクリーンの数も4から9に増加しました。

施設の南側にはモザイクガーデンが存在しました。このガーデンは阪神・淡路大震災からの復興を象徴する存在でしたが、老朽化のため2012年までにアトラクションの営業を終了することになりました。その跡地には、「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」が開業し、子供たちに人気のスポットとなっています。

umie MOSAICは、その立地条件と幅広いテナントによって、ショッピングや食事はもちろん、家族で楽しめるアミューズメント体験を提供する場となっています。訪問者は、日々新たな楽しみを見つけることができ、心温まるひと時を過ごすことができる場所です。

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