VOICE (Perfumeの曲)

Perfumeのシングル「VOICE」について

Perfumeが2010年8月11日にリリースした「VOICE」は、彼女たちの11枚目のシングルです。この作品は、前作「不自然なガール/ナチュラルに恋して|不自然なガール_ナチュラルに恋して」から4か月後の発表となりました。発売元は徳間ジャパンコミュニケーションズで、初回限定盤と通常盤の2形態が用意されています。

制作の背景

このシングルの制作に際して、初めてメンバーと音楽プロデューサーの中田ヤスタカとの意見交換会が開かれました。食事を共にし、リラックスした雰囲気での話し合いが行われたことが新しい音楽のインスピレーションとなりました。表題曲「VOICE」は、これまでのPerfumeの楽曲にはないアジアンテイストを取り入れた新鮮な作品です。メンバーは当初、夏フェスを意識した盛り上がる「音モノ」を期待していましたが、出来上がった曲は「歌モノ」であり、驚きをもって迎えられました。

ミュージックビデオ

「VOICE」のミュージックビデオは、メンバーの意見を大切にし、すべてを手作りで制作されました。特にCGを一切使用しないスタイルを選び、その結果、視覚的にもインパクトのある作品に仕上がっています。本来、2010年7月28日に公開予定だったこのビデオは、徳間ジャパンコミュニケーションズの手違いにより、8日前の同月20日にYouTubeで流出する事態が発生しました。この件に関して、同社はファンや関係者にお詫びをし、初回限定盤にはそのビデオがDVDとして収録されました。

楽曲の特徴

「VOICE」は非常に美しいメロディーを持つ曲であり、Perfumeとしては珍しくソロパートがありません。他にも、「575」という楽曲があり、こちらではPerfumeが初めてラップに挑戦しています。この曲の特徴は、タイトルのとおり五・七・五のリズムで作られている点です。レコーディングの際、歌詞の中には突然増えたラップパートがあり、メンバーはその変化に驚きつつも結果的に良い仕上がりになったと語っています。

タイアップとプロモーション

「VOICE」は「日産のお店で! キャンペーン」のCMソングとして使用され、「575」はKDDI／沖縄セルラー電話の「iida LIGHT POOL」のCMソングとして流れました。プロモーションにおいては、着うたが2010年7月13日から「575」が先行配信され、7月21日から「VOICE」が配信されるなど、積極的な展開が行われました。

成績

このシングルは、発売後2作連続で自己最高の初動売上を記録し、2010年9月にはゴールドディスクとして認定されました。Perfumeにとってこのシングル「VOICE」は、音楽的な進化を感じさせる重要な作品となっています。

外部リンク：[MV］ Perfume 「VOICE」 - YouTube

Perfumeは、今後も新しい音楽スタイルを探求し続けることでしょう。

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