ViViD (バンド)

ViViD: 日本のヴィジュアル系ロックバンド

ViViD（ヴィヴィッド）は、2009年に高校生のKo-kiとイヴを中心に結成された日本の男性5人組のヴィジュアル系ロックバンドです。このバンドは、音楽業界において独自の地位を確立し、数々のヒット曲や精力的なライブ活動で多くのファンを魅了しました。彼らはかつてPS COMPANYに所属しており、エピックレコードジャパンからメジャーデビューを果たしました。彼らの公式ファンクラブ「ViViD COLORS」は多くの支持を集め、彼らの活動を支える重要な存在でしたが、2015年に解散することが発表されました。

結成から解散までの歩み

ViViDは、2009年の3月にイヴとKo-kiを中心に活動を開始しました。翌年の2011年1月には、シングル『「夢」〜ムゲンノカナタ〜』でメジャーデビューを果たし、オリコン週間チャートで6位を獲得しました。このデビューシングルにより、ViViDは一躍注目の的となり、翌月には初のワンマンツアー「Dear...ViViD COLORS」を成功させ、2012年1月には日本武道館でのワンマンライブも実現しました。この公演は、8000人以上のファンを集め、バンドの人気を決定づけるものでした。

その後、ViViDは2012年6月にアルバム「INFINITY」をリリースし、オリコン週間チャートで10位を記録。2013年には史上最長のツアー「ViViD TOUR 2013『Just do it!』」を開催し、全国41公演を行うなど、活発な活動を続けました。2014年にはセカンドアルバム『THE PENDULUM』をリリースし、音楽的な深みを増していきました。

しかし、2015年の初めには、バンドは公式サイトで解散を発表しました。4月29日のパシフィコ横浜でのライブを最後に、約6年間の活動に幕を下ろしました。

音楽スタイルと影響

ViViDの音楽スタイルは、Melodic Mixture Rockと呼ばれ、特にラップやハードな曲調を取り入れた個性的なサウンドが特徴的です。彼らの楽曲は、エッジの効いたメロディと強烈なビートが融合し、聴く者を惹きつける魅力があります。また、彼らはアニメソングのタイアップでも知られ、多くの人気アニメのオープニングやエンディングテーマを手がけました。『レベルE』や『機動戦士ガンダムAGE』、さらには『BLEACH』や『マギ』など、多彩な作品に楽曲を提供し、高い評価を受けています。

メンバーとバンド名の由来

ViViDのバンド名は、「鮮やか・まばゆい」という意味が込められており、個々のメンバーの個性を尊重しながら、常に輝き続けることを目指しています。これにより、彼らはどのパフォーマンスにおいても一貫したエネルギーと存在感を持っていました。

バンドのメンバーには、ボーカルのイヴ、ギターのRENO、ベースのKo-ki、ドラムのシン、キーボードの零乃が在籍していました。彼らはそれぞれの役割を見事にこなし、相互の才能を引き立て合うことで、ユニークなパフォーマンスを提供していました。

総括

ViViDは、その鮮烈なビジュアルと多面的な音楽スタイルによって、ヴィジュアル系ロックシーンにおいて確固たる地位を築いたバンドの一つです。解散後も、彼らの音楽やパフォーマンスは多くのファンの心に深く刻まれています。彼らが残した影響は今なお色あせることなく、多くのアーティストやファンにインスピレーションを与え続けています。

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