ViViD (バンド)

ViViD: 日本のヴィジュアル系ロックバンド

ViViD（ヴィヴィッド）は、2009年に日本で結成された5人組のヴィジュアル系ロックバンドです。メンバーはKo-ki、イヴ、RENO、零乃、シンの5人で構成されており、彼らはビジュアルと音楽に強いこだわりを持っています。バンド名の「ViViD」は「鮮やか」や「まばゆい」を意味し、各メンバーの個性を際立たせることを意識して名づけられました。

結成とインディーズ活動

2009年3月、当時高校生だったKo-kiとイヴを中心にバンドが結成されました。同年7月には、シングル「Take-off」でインディーズデビューを果たし、インディーズチャートで初登場2位を獲得しました。その後、連続して1位を獲得しながら支持を集めて行きました。2010年には「PRECIOUS」をリリースし、オリコン週間チャートで15位を記録しながら、パリの「JAPAN EXPO 2010」にも招待されるなど、国際的な露出も増えていきました。

メジャーデビューと成功

2011年1月、ViViDはエピックレコードジャパンからシングル「夢」〜ムゲンノカナタ〜でメジャーデビューを果たし、オリコン週間チャートで6位を記録しました。そして同年5月にはワンマンツアー「Dear...ViViD COLORS」を開始し、2012年には初の日本武道館でのワンマンライブを成功させ、約8000人を動員しました。この公演は彼らのキャリアの中で特に重要なイベントとなりました。その後も、長期ツアーや新アルバムのリリースを行い、2014年には2ndアルバム『THE PENDULUM』を発表しました。

ライフスタイルと音楽スタイル

ViViDはアニメとのコラボレーションも多く、『レベルE』や『機動戦士ガンダムAGE』、『BLEACH』、さらには『マギ』などのオープニングやエンディングテーマを担当するなど、幅広い音楽スタイルを展開しました。彼らの音楽スタイルは「Melodic Mixture Rock」と称され、ラップとハードなロックを取り入れた独自のサウンドが魅力です。

解散とその後

2015年1月28日、バンドは公式サイトで解散を発表し、4月29日のパシフィコ横浜国立大ホールでの公演をもって活動を終了しました。解散の理由には「自分たちを見つめ直すため」という意図があり、武道館公演以降はライブハウスを中心に活動を行っていました。しかし最終的には解散に至りました。

活動の足跡

ViViDはインディーズ活動からメジャーデビュー、さらには多くの成功を収めた後、多彩な音楽表現を追求しました。彼らは当時の日本の音楽シーンにおいて、独自のスタンスを持ったバンドとして、多くのファンに愛される存在となりました。解散後も、その音楽は多くのファンに親しまれ続けており、彼らの作品や活動が与えた影響は今もなお色褪せることはありません。

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