W41SH

W41SHは、シャープが開発したauブランド初のCDMA 1X WIN対応端末です。外観にはエッチング加工が施され、布のような独特の手触りを持つファブリック調デザインが採用されています。ディスプレイには、メイン・サブともにAQUOSの技術を応用したモバイルASV液晶が搭載されており、メインディスプレイには周囲からの覗き見を防ぐベールビュー液晶が採用されています。

機能面では、「Task」キーによる擬似的なマルチタスク機能「Task bar機能」が特徴です。これにより、メール作成中にスケジュールを表示するなど、簡易的ながらも複数の作業を同時に行うことができます。ただし、この機能は同時に複数のタスクを切り替えることはできません。

音楽サービスでは「EZ着うたフル」や「au LISTEN MOBILE SERVICE」に対応していますが、EZ FeliCaやSD-Audioには対応していません。日本語入力システムには「ケータイShoin4」が搭載されています。過去のシャープ製端末で発生した文字入力時の不具合（特定のフレーズ入力でフリーズする問題）は、開発段階で修正され、W41SHでは発生しませんでした。

また、2006年秋冬モデルのWIN端末の多くがmicroSDカードを採用する中、W41SHはトヨタ専売モデルのTiMO W44T II と共にminiSDカードを採用しています。

沿革

2005年12月21日 - KDDIがシャープ製端末の採用を発表。
2006年4月17日 - JATE（電気通信端末機器審査協会）を通過。
2006年8月28日 - KDDIおよびシャープより公式発表。
2006年10月12日 - 各地域で順次発売開始。当初は北陸エリアから販売開始。
10月12日 - 北陸エリア
10月13日 - 九州・沖縄エリア
10月14日 - 中部・関西・四国エリア
10月18日 - 北海道・中国エリア
10月20日 - 東北・関東エリア
2006年10月13日 - 電源に関する不具合により販売停止。
2006年10月20日 - 順次販売再開。
10月20日 - 北陸エリア
10月21日 - 中部・関西・沖縄エリア
10月24日 - 九州エリア
10月25日 - 四国エリア
10月26日 - 北海道エリア
10月27日 - 東北・関東・中国エリア
2007年3月 - 販売終了。
2012年7月22日 - L800MHz帯（旧800MHz帯）エリアでのサービスが終了。以降は2GHz帯エリアのみのサポートとなる。

対応サービス

着うたフル
EZ・FM
EZナビウォーク
EZチャンネル
LISMO MUSIC（LISMOビデオクリップは非対応）
赤外線通信
EZケータイアレンジ
PCサイトビューアー

不具合

発売当初、電源が意図せず切れる不具合が発生し、一時的に販売が停止されました。その後、ケータイアップデートにより以下の不具合が修正されました。

2006年12月6日修正
アドレス帳に登録されているにも関わらず、Cメール受信時や着信時に名前が表示されない。
特定の設定・操作で電源がリセットされる。
EZサービスの初期設定に失敗し、Eメールを受信できない。
文字入力時にコピーや切り取りしたデータを貼り付けできない。
2007年4月26日修正
Eメールにおいて表示不良や電源リセットが発生する。
着うたが再生できない。
画面表示が正しく行われない。
2009年2月3日修正
電源ON時に「Loading」表示から待受画面に遷移せず、正常に起動しない。

関連項目

携帯電話
au（携帯電話）
シャープ
CDMA 1X WIN

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