W65K

W65Kは、京セラが開発し、KDDIと沖縄セルラー電話がauブランドで展開したCDMA 1X WIN対応の携帯電話です。この端末は、特に女性ユーザーを意識して設計されており、その特徴として、ワンセグチューナーとIPX5/IPX7相当の防水機能が挙げられます。

また、auの端末としては初めてmicroSDHCメモリーカードに対応し、データ保存容量の拡張が可能となりました。さらに、付属の充電用台に装着した状態でも、通話やメール作成などの操作ができる利便性の高さも特徴です。2009年春モデル以降、型番改編が行われたため、京セラ製の「CDMA 1X WIN」シリーズのW00番台としては、このW65Kが最後に開発された機種となりました。

発売とサービス

2008年10月27日にKDDIと京セラから公式発表され、同年11月6日に四国と沖縄地区で先行発売、翌7日にはその他の地域でも発売が開始されました。しかし、2009年5月には販売を終了しています。2012年7月22日には、旧800MHz帯（CDMA Bandclass 3）での音声・データ通信サービスが終了したため、以後は新800MHz帯（CDMA Bandclass 0 Subclass 2）と2GHz帯（CDMA Bandclass 6）でのサービス利用に移行しました。

対応サービス

W65Kは、当時の多様なサービスに対応していました。音楽サービスでは、「LISMO Music」を利用して「着うたフル」や「LISMOビデオクリップ」を楽しむことができました。また、「EZナビウォーク」、「EZ助手席ナビ」、「安心ナビ」、「災害時ナビ」などのナビゲーションサービスも利用可能です。さらに、「au Smart Sports」や「EZアプリ(BREW)」に対応し、様々なアプリを楽しむことができました。その他、「EZ Felica」を利用した電子マネー機能や、「モバイルSuicaアプリ」、「じぶん銀行通帳アプリ」など、生活に役立つ機能も搭載されていました。デコレーションメールやEZケータイアレンジによるカスタマイズ機能、かんたんモード、赤外線通信など、様々な機能が搭載されています。

不具合について

2009年5月26日には、一部の端末において送信関連部品の不具合により電源が入らなくなる事象が確認されました。この不具合に対しては、部品交換のための預かり修理が実施されました。

その他

W65Kのイメージキャラクターには女優の井川遥さんが起用されました。この機種は、同時期に発売されたW61Kや、後継機種であるK007（KY007）などと共に、auのラインナップを彩りました。W65Kに関するより詳しい情報は、京セラ公式サイト内の製品ページで確認できます。

関連情報

井川遥（イメージキャラクター）
W61K
* K007（KY007）

京セラ W65K 製品情報

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