WRESTLE KINGDOM 17

WRESTLE KINGDOM 17 概要

WRESTLE KINGDOM 17は2023年1月に行われた新日本プロレスが主催するプロレス興行であり、特に注目されたのは1月4日の東京ドーム大会です。この大会はアントニオ猪木への追悼として開催され、また1月21日の横浜アリーナ大会ではプロレスリング・ノアとの対抗戦が行われました。両大会は、プロレスファンにとって重要なイベントとなりました。

開催の背景

このイベントの開催が発表されたのは2022年8月18日で、場所は日本武道館のG1 CLIMAX決勝戦の休憩前でした。東京ドームでの大会は1992年以来32年連続で行われることになり、年々盛り上がりを見せています。この年は、前年までの2日間開催を取りやめ、1月5日には大田区総合体育館で「NEW YEAR DASH!!」が行われました。

2022年12月15日、新日本プロレスは声出しルールを改定し、新型コロナウイルス感染症の影響下で待望の100％収容による観戦が可能になりました。それにより、観客は自由に応援の声を上げることができ、より一層熱気のある大会となりました。

時系列の出来事

大会の準備は着々と進み、2022年10月にアントニオ猪木が逝去した後、WK17は彼の追悼大会でもあることが発表されました。このため「闘魂よ、永遠に」というサブタイトルが付けられました。また、初代NJPW WORLD認定TV王座決定トーナメントの決勝戦もWK17で行われることに決まりました。

AEWのケニー・オメガがIWGP USヘビー級王座に挑戦する意思を表明し、IWGP女子王座の初防衛戦を希望する選手も登場しています。12月15日には東京ドーム大会の全対戦カードが発表され、特にアントニオ猪木メモリアルマッチがファンの注目を集めました。

大会詳細

1月4日 東京ドーム大会

2023年の東京ドーム大会は、2020年1月以来となる観客の声出しが許可され、WWEとAEWの選手が同一大会に出演するという珍しいケースも見られました。この日は以下の主な出来事が起きました：

• - アントニオ猪木メモリアルマッチ終了後、彼の映画プロジェクトが発表。
• - IWGP女子選手権試合後に元WWE女子スーパースター、メルセデス・モネが登場し挑戦を表明。
• - 初代TV王者となったザック・セイバーJr.がTMDKに加入。
• - IWGP世界ヘビー級選手権試合後には鷹木信悟がオカダ・カズチカに挑戦を表明。
• - 大会の最後、オカダが「1、2、3、ダー!!」のかけ声で締めくくり、92,409人が新日本プロレスワールドで視聴するという新記録が樹立されました。

1月21日 横浜アリーナ大会

続いて、1月21日に行われた横浜アリーナ大会も注目されました。この大会では新日本プロレスとプロレスリング・ノアの対抗戦が再び行われることが発表され、多くの期待が寄せられました。本戦開始前には1月17日に急逝したジェイ・ブリスコの追悼セレモニーが行われるなど、感慨深い場面もありました。

この大会では、新日本とノアの選手たちによるシングルマッチが繰り広げられ、各試合がファンに刺激を与えました。特にオカダと清宮の場外乱闘は記憶に残るシーンとなり、観客を沸かせました。試合後、内藤哲也が武藤敬司の引退試合の対戦相手に名乗りを上げるなど、今後の展開に期待が高まります。

結論

WRESTLE KINGDOM 17は、プロレス界における重要なイベントであり、多くのドラマと感動を生み出しました。これからのプロレス界においても、WRESTLE KINGDOMの開催は多くのファンを魅了し続けることでしょう。

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