WWE TLC:テーブルズ・ラダーズ・アンド・チェアーズ

WWE TLC: Tables, Ladders & Chairs の歴史と名勝負

WWE TLC: Tables, Ladders & Chairs は、プロレス団体 WWE が主催するペイ・パー・ビュー (PPV) イベントです。その名の通り、テーブル、ラダー（はしご）、チェア（椅子）といった凶器を用いた過激な試合が特徴で、多くのプロレスファンを熱狂させてきました。2009年に、それまでの PPV イベント『アルマゲドン』に代わる新たなイベントとして誕生しました。

2014年からは、鉄階段を用いた「スティール・ステアーズ戦」が追加され、イベント名は『WWE TLC: Tables, Ladders, Chairs and Stairs』に変更されました。しかし、以降も一般的には「TLC」と呼ばれています。

各大会の概要と注目ポイント

第1回大会 (2009年): テキサス州サンアントニオで開催。ジ・アンダーテイカー vs バティスタの世界ヘビー級王座戦、ジョン・シナ vs シェイマス のWWE王座戦など、豪華なカードが揃いました。D-ジェネレーションX が統一タッグ王座を獲得したTLCマッチも大きな話題となりました。

第2回大会 (2010年): テキサス州ヒューストンで開催。ザ・ミズがWWE王座を防衛したテーブルマッチ、そしてエッジが世界ヘビー級王座を獲得したフェイタル4ウェイ・TLCマッチは、大会を象徴する名勝負となりました。

第3回大会 (2011年): メリーランド州ボルチモアで開催。CMパンクがWWE王座を防衛したトリプルスレット・TLCマッチは、手に汗握る展開となりました。また、ビッグ・ショーが世界ヘビー級王座を獲得後、ダニエル・ブライアンがマネー・イン・ザ・バンクの権利を行使して王座を奪取するサプライズ展開も記憶に残ります。

第4回大会 (2012年): ニューヨーク州ブルックリンで開催。ドルフ・ジグラーがジョン・シナを破ってマネー・イン・ザ・バンク・ラダーマッチを制覇しました。ザ・シールドの活躍も印象的でした。

第5回大会 (2013年): テキサス州ヒューストンで開催。ランディ・オートンがWWE王座と世界ヘビー級王座を統一したTLCマッチが大会のハイライトでした。

第6回大会 (2014年): オハイオ州クリーブランドで開催。スティール・ステアーズ戦が初めて導入されました。ジョン・シナ vs セス・ロリンズのテーブルマッチは、ロマン・レインズの乱入というサプライズが盛り込まれました。

第7回大会 (2015年): マサチューセッツ州ボストンで開催。シェイマスがWWE世界ヘビー級王座を防衛したTLCマッチが注目を集めました。

第8回大会 (2016年): テキサス州ダラスで開催。AJスタイルズがWWE世界王座を防衛したTLCマッチが大会の目玉でした。

第9回大会 (2017年): ミネソタ州ミネアポリスで開催。ブレイ・ワイアットの欠場により、AJスタイルズが急遽参戦しました。カート・アングルがザ・シールドに代わって参戦した3対5ハンディキャップ形式TLCマッチも話題となりました。

第10回大会 (2018年): 開催情報が不足しているため詳細は不明です。

第11回大会 (2019年): 開催情報が不足しているため詳細は不明です。

第12回大会 (2020年): 開催情報が不足しているため詳細は不明です。

WWE TLC の魅力

WWE TLC は、その過激な試合スタイルと、予想外の展開、そしてトップレスラーたちの激しい闘いが織りなすドラマ性によって、多くのプロレスファンを魅了し続けています。テーブル、ラダー、チェア、そして鉄階段といった凶器を使った試合は、他のプロレスイベントにはない独特の迫力と興奮を味わうことができます。各大会のカードには、WWE のトップレスラーたちが名を連ねており、まさにWWE の顔とも言えるイベントです。今後も、WWE TLC は、プロレス界を代表するイベントとして、その歴史を刻み続けるでしょう。

もう一度検索