WebDINO Japan

一般社団法人WebDINO Japan（ウェブディノジャパン）

一般社団法人WebDINO Japanは、オープンウェブプラットフォームの領域拡大とウェブ技術による相互接続環境の社会実装を通じて、インターネットの環境基盤に貢献することを目的に活動する非営利法人です。かつては「一般社団法人 Mozilla Japan（モジラ・ジャパン）」として知られ、Mozilla製品の日本国内での普及促進と展開を支援していました。

歴史

この組織は2004年7月に設立され、8月19日から活動を開始しました。Mozilla Foundationからは独立した組織でありながら、公式アフィリエイト（支部）としての地位を保っています。また、各種企業と連携し、Mozilla関連技術の実用化を促進する活動も行ってきました。

2017年6月30日には、Mozilla Japanから一般社団法人WebDINO Japanへの名称変更が発表され、同年7月3日から新法人名での活動を開始しました。この名称変更は、Mozilla Corporationの方針に基づき実施されました。

主な活動内容

WebDINO Japanは、以下の様な多岐にわたる活動を展開しています。

製品のローカライズ:
公式にリリースされる各種製品の日本語化に加え、日本市場に合わせた調整を行っています。ただし、開発版であるナイトリービルドについては日本語化の対象外です。製品の取り扱いは、Mozilla Foundationのリリーススケジュールに従っています。

文書の翻訳:
ウェブサイト上の文書の一部を日本語に翻訳し、公開しています。

製品プロモーション:
各種製品に関するプロモーションをオンライン及びオフラインで実施しています。「Spread Firefox」の日本語版を通じたプロモーションや、お試し版CDの配布、ユーザーイベントの開催などが含まれます。また、「Spread Firefox」の日本語版マスコットキャラクターとして、2006年9月にはキツネをモチーフにしたアニメ風キャラクター「フォクすけ」が作成されました。

テクノロジーの啓蒙と普及:
GeckoやXULなどの技術に関する啓蒙活動を、各種技術イベントへの参加を通じて行っています。海外の技術者を招へいし、ユーザー参加型のイベントを開催することもあります。

Mozilla 24:
WebDINO Japanが主催する「Mozilla 24」は、日本、欧州、米国など世界各地を繋ぎ、24時間連続で開催されるイベントです。インターネットの未来について議論し、Mozillaの活動の先にある可能性を探求します。

2007年には、東京（慶應義塾大学、ベルサール九段、SHIBUYA BOXX）と京都（京都大学）を主会場として開催されました。イベント内容は公募によって決定され、パネルディスカッションや音楽イベントなど、多様なプログラムが展開されました。イベントの様子はストリーミング中継され、世界中から視聴可能でした。イベントの模様を収録した動画は、公式サイトで一定期間公開されました。

役員

代表理事:
瀧田佐登子（元AOL/ネットスケープコミュニケーションズ）

理事:
伊藤穰一（Mozilla Foundation理事、MITメディアラボ 所長）
喜多伸夫（サイオステクノロジー株式会社 代表取締役社長）
砂原秀樹（慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授）
中村素典（国立情報学研究所 学術基盤推進部 学術基盤課 学術認証推進室 特任教授）

監事:
鈴木信行

関連事項

Mozilla Foundation
Mozilla Corporation
Mozilla Firefox
Mozilla Thunderbird
Mozilla China
Mozilla Europe
Mozilla Taiwan
もじら組

外部リンク

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* フォクすけの Firefox 情報局 旧 フォクすけ＊ブログ

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