Weblio

weblio（ウェブリオ）について

weblioは、東京都に本社を置くGRASグループ株式会社が提供する日本語圏向けのオンライン百科事典サービスです。2005年に設立され、現在は550種類以上の辞書や事典の一括検索ができるプラットフォームとして、多くのユーザーに利用されています。

沿革と成り立ち

weblioの父とも言える辻村直也氏は、2005年8月に株式会社デルフォイを設立しました。その約2週間後、英語圏で登場していた情報検索サービスAnswers.comを参考に、統合型辞書・百科事典サイトの開発を開始しました。2005年12月にベータ版が公開され、翌年1月に正式にサービスをスタート。その時点で11種類の辞書が利用可能でした。2006年には社名をウェブリオ株式会社に変更し、検索対象辞書の数は徐々に増加。2008年には500種類を超え、2021年には650種類以上に達しました。

2019年9月時点で検索可能な辞書や用語集の数は563に達し、月間約3億回のページビューを誇っていました。これにより、weblioは日本国内の情報検索サービスにおいて、高いシェアを有する存在となっています。

提供する辞書の種類

weblioには多種多様な辞書が収録されています。具体的には、出版社から提供される書籍版の辞典『大辞林』や『デジタル大辞泉』をはじめ、個別に作成された用語集、さらにはウィキペディアの情報も検索可能です。ウィキペディアには日本語版やその小見出し辞書が含まれ、多くの知識を網羅しています。また、熟練の個人サイトからの情報も含まれており、幅広い情報を提供しています。

weblioの特徴は、その一括検索機能にあります。これにより、ユーザーは様々な情報源からの情報を効率よく集め、迅速に必要な知識を取得できるようになっています。特に、専門的な内容を求める際には、非常に便利です。

企業としての進化

設立当初は具体的な事業が決まっていなかったweblioですが、他の情報検索サービスを参考にしながら急速に成長しました。特に、2007年にエヌ・アイ・エフSMBCベンチャーズなどからの資金調達が成功し、さらなる発展の基盤を築きました。その後も、様々なビジネスパートナーシップを結び、辞書の収録数とサービスの質を向上させ続けています。

公式ウェブサイトと情報源

外部リンクとして、weblioの公式ウェブサイトも関心が高い情報源の一つです。ここでは、登録されている辞書やそれぞれの提供元についての詳細を知ることができます。また、GRASグループ株式会社の公式サイトでも、会社の沿革や理念を知ることができるため、weblioの成り立ちに興味がある方にもおススメです。

このように、weblioはただの辞典検索サイトに留まらず、多種多様な情報を提供する貴重なプラットフォームとなっています。その利便性は、学びの場や日常生活において重要な役割を果たしています。

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