X-ファイル シーズン11

『X-ファイル』シーズン11の詳細

『X-ファイル』シーズン11は、FOXで2018年1月3日から3月21日にかけて放送された全10話構成のシリーズです。このシーズンでは、過去の謎を掘り下げつつ、新たな展開が繰り広げられます。

ストーリーの概要

シーズン11では、シガレット・スモーキング・マンとウォルター・スキナーFBI副長官の過去に焦点が当てられるエピソードが存在します。また、第3話ではドッペルゲンガー（自分とそっくりの人物）が登場し、視聴者を混乱させます。最終話はクリフハンガーで終わり、次シーズンへの期待を持たせる形で幕を閉じます。

キャスト

続投キャスト

フォックス・モルダー特別捜査官：デイヴィッド・ドゥカヴニー（日本語吹替：小杉十郎太 / 風間杜夫）
ダナ・スカリー特別捜査官：ジリアン・アンダーソン（日本語吹替：相沢恵子 / 戸田恵子）
ウォルター・スキナーFBI副長官：ミッチ・ピレッジ（日本語吹替：島香裕）
シガレット・スモーキング・マン：ウィリアム・B・デイヴィス（日本語吹替：小島敏彦）
モニカ・レイエス：アナベス・ギッシュ（日本語吹替：佐々木優子）
リチャード・ラングリー：ディーン・ハグランド（日本語吹替：落合弘治）
ジェフリー・スペンダー：クリス・オーウェンズ
リズ・アインシュタイン捜査官：ローレン・アンブローズ（日本語吹替：甲斐田裕子）
カイド・ミラー捜査官：ロビー・アメル（日本語吹替：川島得愛）
カサンドラ・スペンダー：ヴェロニカ・カートライト

第1話ゲスト

エリカ・プライス：バーバラ・ハーシー
ジョイエット医師：アンジャリ・ジェイ
ミスターY：A・C・ピーターソン
若い頃のシガレット・スモーキング・マン：ジェレミー・シュッツェ

第2話ゲスト

エリカ・プライス：バーバラ・ハーシー
カレン・ハンビー博士：サンドリン・ホルト

第3話ゲスト

ジュディ・ポンドストーン/チャック・ポンドストーン：カリン・コノヴァル
ディーン・キャヴァリエ：ベンジャミン・ウィルキンソン

第4話ゲスト

レジナルド・マーガトロイド（レジー）：ブライアン・ハスキー
ゼイ博士：スチュアート・マーゴリン

第5話ゲスト

ジャクソン・ヴァン・デ・カンプ/ウィリアム：マイルズ・ロビンス（日本語吹替：西森千豊）
サラ・ターナー：マデリーン・アーサー（日本語吹替：深田愛衣）
ブリアンナ・ステイプルトン：サラ・ジェフリー
コスタ刑事：ルイス・フェレイラ
ミスター・ポールセン：ベン・コットン
ミスター・グリーン：ザック・サンティアゴ
ピーター・ウォン：フランソワ・チャウ

第6話以降のゲスト

青年期のジョン・ジェームズ/デイヴィー・ジェームズ：ハーレイ・ジョエル・オスメント

各話タイトルとあらすじ

第1話「闘争 Part.3」

シガレット・スモーキング・マンの過去が明かされる。彼の本名はカール・ゲルハルト・ブッシュであり、長年にわたりエイリアンと政府の陰謀に関与してきたことが明らかになる。

第2話「死後」

モルダーとスカリーは、死んだはずのリチャード・ラングリーからメッセージを受け取る。ラングリーは電子空間に意識をアップロードしていたのだ。彼らは、ロシアの組織による襲撃をかわしながら、ラングリーのメッセージを解読しようとする。

第3話「分身」

ある町で、人々が自分自身のドッペルゲンガーに遭遇するという奇妙な現象が発生。モルダーとスカリーは、この不可解な事件を捜査する。分身を見た人物は精神を病み、自殺してしまうなど、不気味な展開が待ち受ける。

第4話「失われた記憶」

レジーという男が、モルダーに「自分の存在が消されようとしている」と訴える。レジーはモルダーの過去を知っており、モルダーとスカリーは自分たちの記憶が改ざんされている可能性に気づき始める。マンデラ効果がテーマになっている。

第5話「グーリー」

若い女性2人が、自分を怪物「グーリー」と思い込み、錯乱状態に陥る。スカリーは夢の中で見知らぬ家を彷徨い、モルダーとスカリーは事件の背後に国防総省の陰謀が隠されていることを知る。

第6話「子猫」

スキナーが失踪し、モルダーとスカリーは彼の行方を追う。スキナーの過去、ベトナム戦争時代の秘密が明らかになり、モンスターによる殺人事件に巻き込まれていく。

第7話「フォロワー」

AIによって自動化された社会が描かれる。モルダーとスカリーは、完全に自動化された寿司屋を訪れ、AIがもたらす社会の弊害を目の当たりにする。

第8話「親しき者」

子供が失踪し、無残な姿で発見される事件が発生。人気子供番組のマスコットキャラクターが関与しているという情報が浮上し、モルダーとスカリーは事件の真相を追求する。

第9話「必衰」

詳細なあらすじは不明。

第10話「闘争 Part.4」

詳細なあらすじは不明。シーズン10から続く「闘争」シリーズの完結編となる。

製作について

当初はミニシリーズとして企画されたが、視聴率が好調だったため、シーズン11の製作が決定。クリス・カーターが製作総指揮を務め、ダリン・モーガン、ローレン・アンブローズ、ロビー・アメルなどのスタッフが製作に参加した。シーズン10の最終話がクリフハンガーで終わったため、ファンからの続編への期待が高まっていた。シーズン11は全10話構成で、ミソロジー系のエピソードは2話のみとなった。これは、シーズン10で単発エピソードの評価が高かったことを受けた措置である。

撮影はバンクーバーで行われた。シーズン11では、撮影関係者が情報をSNSに投稿することを禁じ、情報漏洩を防ぐ試みがなされた。しかし、ファンが撮影現場の写真をSNSに投稿し、話題となった。

その他

シーズン11の音楽は、マーク・スノウが担当。OPテーマを使用したプロモーションビデオの公募も行われた。
ミッチ・ピレッジが撮影現場で撮影したドゥカヴニーの愛犬の写真がSNSで話題になり、愛犬のTwitterアカウントが作られた。
ジリアン・アンダーソンの娘が芸術スタッフとして、息子2人がエキストラとして参加した。
ジリアン・アンダーソンがシーズン11をもってスカリー役を引退することを発表。クリス・カーターは、アンダーソンなしでのシリーズ続行は考えられないとコメント。

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