Xperia 10 III

Xperia 10 IIIとは

Xperia 10 III（エクスペリア テン マークスリー）は、ソニーによって開発された5G対応のスマートフォンです。2021年4月14日に公式YouTubeチャンネルを通じて発表され、同時にXperia 1 IIIやXperia 5 IIIもお披露目されました。このスマートフォンは、Xperia 10シリーズの2021年モデルであり、前モデルであるXperia 10 IIの後継機にあたります。特にミッドレンジモデルとしては初めて5Gに対応している点が大きな特徴です。日本国内では、2021年6月18日にNTTドコモから発売され、その後auとY!mobileも続きました。

主な特徴

ディスプレイ

Xperia 10 IIIは6.0インチの有機ELディスプレイを搭載し、アスペクト比は21:9で、解像度は2520x1080ピクセルとなっています。Xperia 10シリーズとして初めてHDR表示に対応しており、高品質な映像体験が可能です。

バッテリー

スマートフォンとしては最も大容量ともいえる4500 mAhのバッテリーを装備しており、前モデルの3600 mAhから大きく性能が向上しました。また、Xperia独自の充電最適化技術によって、バッテリーの劣化を抑えつつ、3年間の使用にも耐える設計がされています。さらに、従来から続く「いたわり充電」機能も適用されています。

オーディオ

高音質技術「DSEE Ultimate」が新たにXperia 10シリーズに搭載されており、音楽をよりクリアに楽しむことができます。加えて、本体上部には3.5mmのオーディオジャックがあり、360 Reality AudioやLDACもサポートしています。

その他の特徴

日本モデルでは、メインメモリが4 GBから6 GBに増加し、ストレージも64 GBから128 GBに拡張されています。防水性能はIPX5/8、粉塵防止性能はIP6Xに対応しており、アウトドアでも安心して使用可能です。

Xperia 10 III Lite

Xperia 10 III Liteは、Xperia 10 IIIの派生モデルとして2021年8月に登場しました。このモデルは、初めてeSIMに対応し、nanoSIMと組み合わせたデュアルSIMに対応するため、使用するSIMカードの自由度が向上しています。ストレージはXperia 10 IIIの128 GBから64 GBにダウンしていますが、コストパフォーマンスに優れる点が魅力です。FMラジオ機能は省略されているため、よりシンプルな設計がなされています。

カラーバリエーション

Xperia 10 IIIは、グローバルモデルとしてブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色が展開されています。また、NTTドコモのモデルにはオンラインショップでのみ販売されるイエローも用意されています。

発表と発売の歴史

• - 2021年4月14日: SonyがYouTubeでXperia 10 IIIを発表。
• - 2021年4月15日: KDDIがauブランドでの取り扱いを発表。
• - 2021年4月16日: NTTドコモが予約受付を開始。
• - 2021年6月18日: NTTドコモがXperia 10 IIIを発売。
• - 2021年7月2日: Y!mobileがXperia 10 IIIを発売。
• - 2021年8月20日: Xperia 10 III Liteを発表。
• - 2021年8月27日: 楽天モバイルなどがXperia 10 III Liteを発売。

Xperia 10 IIIは、5G対応という先進的な技術だけでなく、実用性の高い多彩な機能を備えたスマートフォンとして、ユーザーの満足度を高める設計が施されています。

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