Yostar

株式会社Yostarの概要

株式会社Yostar（ヨースター）は、中華人民共和国の上海悠星網絡科技有限公司を母体に持ち、日本の東京都千代田区に本社を構えるコンピュータゲームの企業です。Yostarは、日本市場向けのローカライズに特化したゲーム展開を行っており、コンピュータエンターテインメント協会の正会員でもあります。

設立の背景

この会社の代表者である李衡達は、中国出身で、日本のアニメに強い関心を持っています。大学を卒業後、日本に渡り、コンサルタント会社に勤務した後にYostarの設立に参加し、その後社長に就任しました。彼のビジョンは、「中国で開発された日本風のゲームを日本市場に広める」ことで、この方針に基づいて会社がスタートしました。

主な作品

Yostarの代表作として挙げられるのが、2017年9月に配信が開始された『アズールレーン』です。このゲームはiOSおよびAndroid向けにリリースされ、大ヒットを記録し、ユーザー登録数は800万人を超えました。2020年には続いてリリースされた『アークナイツ』も大変注目され、同年1月のリリースからわずか数ヶ月で、グローバルダウンロード数が700万件に達しました。

企業の発展

設立当初は、Yostarの公式サイトは存在せず、URL「yostar.co.jp」は第1作『異世界からのノノ』の公式サイトとして利用され、その中に会社概要が記載されていました。しかし、2018年に新たに企業サイトが設立され、情報発信が強化されていきました。これにより、Yostarのブランドや作品がしっかりと根付く基盤が整ったのです。

アニメーション制作の動き

2020年1月8日には、自社のIPを活用したアニメーション制作を行う「Yostar Pictures」を設立しました。このプロジェクトには、TRIGGER出身の稲垣亮祐と斉藤健吾が代表取締役として関わっており、さらにアーチ株式会社が経営に加わっています。Yostar Picturesの第一弾として公開されたのは『アークナイツ』のプロモーションビデオで、続く2021年には、初のテレビアニメ元請作品『アズールレーン びそくぜんしんっ！』が制作されました。

関連項目

Yostarに関連する他のプロジェクトとしては、ラジオ番組「Yostar presents 加隈亜衣のアズールレーディオ」や、外部スポンサーとして参加しているBMW Team Studieなどがあります。また、JR東日本のトレインチャンネルやYouTubeで配信される番組「CREATIVE TRAIN」にも関わっています。

Yostarは、エンターテインメントの新しい潮流を生み出しており、今後の展開に多くの期待が寄せられています。なお、公式サイトや公式Twitterで最新情報が提供されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

もう一度検索