Ichiro

イチロー (ichiro) - ギタリスト

イチローは1967年7月4日に青森県平川市（旧尾上町）で生まれた、日本を代表するギタリストです。彼は1988年にブルースに惹かれ、単身でシカゴへ渡り、そこから音楽キャリアをスタートさせました。シカゴでは数多くのセッションライブを実施し、アメリカの音楽シーンでの五感を磨き上げました。

1990年には立川直樹のプロデュースにより、ソロデビューを果たします。この際、彼の1stアルバムのジャケットは著名な写真家、篠山紀信によるものです。また、彼は日本人アーティストとして初めてギブソン USAのエンドースメント・アーティストに就任しました。

その後、1993年にはロサンゼルスで録音した2ndアルバム「Hands Of Time」をリリースし、同年にはSons Of Blues（現在のThe Sons）を結成しました。1996年にはLightning Blues Guitarに参加し、これも彼のキャリアの一部となります。

2004年にはJapan Blues Carnivalに出演し、オーティス・ラッシュやMavis Stapleと共演。2005年には再びLightning Blues Guitarに参加し、様々な著名アーティストたちと演奏しました。2006年にはGIBIER du MARI（現在のGIBIER du MARIE）を結成し、矢沢永吉のコンサートツアーにも参加しました。

2007年にはRockamencoからメジャーデビューし、彼のデビュー曲「Morena」はTBS系列の人気番組『日立 世界・ふしぎ発見!』のエンディングテーマに起用されました。2010年にはRockamencoを脱退し、ソロ活動を再開します。その年、長渕剛のツアーにも参加し、自身のソロライブ活動を展開しました。

2011年には18年ぶりとなるソロアルバム「Circle Scale」をリリースし、渋谷CLUB QUATTROでのファイナル公演では多くのゲストを迎え、特別なライブを実現しました。翌年には長渕剛のツアーに参加し、ミニアルバム「Raw Vintage」も発表しました。この年、全国にわたるツアーを敢行し、その後も好評を受けてアンコールツアーを行いました。

2014年から2015年にかけては、長渕剛のツアーに引き続き参加し、自身のツアーも実施しました。2016年には全国のブルースロック仲間との「Chain Of Blues」プロジェクトを展開し、様々なアーティストとの交流を深めています。2017年には2年ぶりのソロツアーを行い、その後の活動においても長渕剛とのコラボレーションを続けていきます。

2018年には5年ぶりとなるミニアルバム「Lonestar」をリリースし、全国ツアーを通じて新たなファン層を築き上げました。

イチローは、Joanna Connorやスティーヴィー・サラス、ポール・ジャクソンなど、多くの著名アーティストと共演してきた経歴を持ち、今もなお精力的に音楽活動を続けています。その存在は、日本のブルースやロックシーンにおいて重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

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