あさっぴー

あさっぴーは、北海道旭川市を代表する人気のゆるキャラです。2010年、旭川市開村120年記念事業の一環として誕生しました。キャラクターデザインと愛称は、どちらも市民からの公募によって選ばれました。

その外見は、一見するとホッキョクグマのようですが、顔の部分がゴマフアザラシに置き換えられているのが特徴です。これは、旭山動物園で人気の動物たちをモチーフにしたもので、旭川らしさを表現しています。

プロフィール

あさっぴーは、旭川のヒーローになることを夢見て、ホッキョクグマに変身したゴマフアザラシの男の子です。「あさひかわ」の「ハッピー」を願うヒーローとして誕生し、不思議な力で空を飛ぶことができます。年齢や家族構成は公表されておらず、まだ謎に包まれた存在です。

しかし、雪とキリンが融合した未確認動物のガールフレンド「ゆっきりん」がおり、2014年7月に登場し、同年9月13日に名前が決定しました。

衣装

あさっぴーの衣装も、旭川らしさを表現しています。

大雪山柄のシャツ
旭橋のベルト
旭川ラーメンの麺がフリンジになった腕飾り
川の流れをイメージした青い縦縞のズボン
赤いマフラー
白い長靴

旭川市内での展開

あさっぴーは、旭川市内で幅広く活躍しています。

まちなか交流館、旭川駅、道の駅あさひかわなどで、様々なオリジナルグッズが販売されています。
旭川冬まつりでは、毎年多くの雪像が作られています。2013年の冬まつりでは、ポスターのテーマがあさっぴーとなり、リカちゃんとコラボしたマスコットも制作されました。

これらの着ぐるみは、市内の様々なイベントに登場し、子供から大人まで多くの人々に笑顔を届けています。ただし、旭山動物園では、動物への影響を考慮し、着ぐるみでの活動が制限されています。

その他にも、あさっぴーのラッピング自動販売機や、平和通買物公園の街灯フラッグなど、街の至る所でその姿を見ることができます。旭川電気軌道や道北バスの乗車カードにもイラストが使用されており、市民生活に深く根付いています。

また、北海道教育大学旭川校のバスには、あさっぴーの塗装が施されています。市民向けには、イラストを無償で使用するための申請を受け付けており、年賀状専用イラストなども提供されています。

旭川空港では、施設管理者側のマスコットとして、東神楽町所属の「かぐらっき～」と共に空港を盛り上げています。

ゆるキャラグランプリ

あさっぴーは、ゆるキャラグランプリにも参加し、以下の成績を収めています。

2011年度 - 50位（北海道内2位）
2012年度 - 88位（北海道内4位）
* 2013年度 - 37位（北海道内3位）

その他

2013年の十六茶のテレビCMでは、北海道のキャラクターとして登場しました。また、国内だけでなく、ロシアや台湾など海外のイベントにも参加し、旭川をPRしています。

あさっぴーは、旭川の魅力を発信するだけでなく、市民に愛される存在として、これからも様々な活動を続けていくことでしょう。

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