ザグザグ

株式会社ザグザグの概要と展開

株式会社ザグザグは、岡山県を本拠地として、広島県や兵庫県、大阪府、香川県、愛媛県、島根県、鳥取県など、広い地域でドラッグストアや調剤薬局を展開する企業です。医薬品や化粧品、生活雑貨などの多彩な商品を取りそろえ、地域の皆様に親しまれています。2023年12月現在、ザグザグは岡山県に105店舗、香川県に35店舗、広島県に30店舗、兵庫県に19店舗、大阪府に1店舗、鳥取県に8店舗、島根県に1店舗、愛媛県に1店舗と、合計200店舗を展開しています。

主な事業内容

ザグザグは、店舗販売に加え、オンラインでの販売も行っており、楽天市場やAmazon.co.jpなどのプラットフォームにも出店しています。調剤部門では、岡山県に26店舗、広島県に5店舗、香川県に6店舗、鳥取県に1店舗と、合計38店舗（調剤専門店含む）を運営しています。これにより、地域の顧客に医療サービスと利便性を提供しています。

業務提携と提携先

2012年にはイオンとの業務資本提携を結び、イオンがザグザグの株式を15%取得し、同社からの非常勤取締役の派遣などが行われています。この提携により、ザグザグの店舗にイオン銀行のATMの設置や、一部店舗で生鮮食品の販売が実現されています。さらに、調剤事業の発展にも寄与し、地域の健康をサポートしています。

歴史的な沿革

ザグザグは1990年4月に岡山市にて創業し、同年8月には第一号店として笠岡富岡店を開店しました。1993年には日本ドラッグチェーン（NID）に加盟し、各地への拡大が進んでいきました。特に2002年にはフランチャイズ店舗の展開を始め、以降も着実に成長を続けています。また、2017年にナチュラルホールディングスの子会社となり、より広範なネットワークを構築しています。

ポイントカード制度と顧客サービス

ザグザグでは、ポイントカード制度を導入しており、購入金額に応じてポイントが付与されます。ポイントは500ポイントごとに500円の値引きに使用でき、独自のカタログ商品にも交換可能です。このポイント制度は2010年に改訂され、消費者にとってより便利で魅力的なサービスとして機能しています。近年では、スマートフォンアプリ「ザグザグアプリ」へのポイント機能統合が進められ、より便利なサービス提供が期待されています。

マーケティングとCM戦略

ザグザグは独特なアニメ調のCMを制作・放映しており、地域住民に強い印象を与えています。2003年からは地元のメディアでCMが放送され、認知度UPに成功しています。さらに、2016年からは実写化したTVCMも放映され、幅広い顧客層を獲得しています。

介護福祉事業

ザグザグは2012年には介護事業にも進出し、デイサービス施設を開設しています。利用者の自立支援を目的としたリハビリ特化型のサービスを提供しており、地域のシニア層に寄り添った事業展開を行っています。現在、岡山県下には14の施設、香川県下には2の施設を開業しており、地域の福祉にも貢献しています。

このように、株式会社ザグザグは地域に密着したドラッグストアとして、多様なサービスを提供しながら成長を続けている企業です。今後のさらなる展開が期待されます。

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