ゆずソフト

ゆずソフト (YUZU SOFT)

株式会社ユノスが展開するアダルトゲームブランド「ゆずソフト」は、大阪市を拠点に独自のゲーム制作で注目を集めています。2005年に結成された「チームエグゾーダス」を母体とし、2006年に法人化され、以来多数のヒット作を世に送り出してきました。

沿革

ゆずソフトの創業者は、Famishin、こぶいち、むりりん、天宮りつ、煎路、ろどの6名で、彼らはかつてスタジオメビウスに長い間在籍していました。退職後、Famishinの発案で、彼らは同人サークル「チームエグゾーダス」を立ち上げ、2005年12月30日にコミックマーケット69で同人ゲーム『しょうよん! コドモ☆ちゃれんじ』を発表しました。

その後、チームは法人化し、ブランド名を「ゆずソフト」と定めました。初作品『ぶらばん! -The bonds of melody-』が2006年7月にリリースされ、以降、数多くの作品へと繋がっていきます。社名の由来には、スタッフの飲んでいたゆずサワーと、商品名に柑橘系を使用することでの成功へと繋がる思いがありました。

ゆずソフトは、週に一度のスタッフ会議で新作の企画を練り上げ、スタッフ全員が参加し、意見を出し合うことが特徴です。このスタイルにより、作品が誕生する過程は非常に参加型で、全員の熱意が感じられます。また、アダルトゲームブランドとしては珍しく、発売の延期を行わずに開発を継続しています。多くのファンからは過去作品のファンディスクの要望がありますが、「過去は振り返らない」という独自の方針を持ち、基本的には新しい作品に注力し続けています。

主な作品

ゆずソフトは、数多くの人気作品を制作してきました。その中でも特に知られている作品には、以下のようなタイトルがあります。

• - ぶらばん! -The bonds of melody- (2006年)
• - E×E (2007年)
• - 夏空カナタ (2008年)
• - 天神乱漫 -LUCKY or UNLUCKY!?- (2009年)
• - のーぶる☆わーくす (2010年)
• - DRACU-RIOT! (2012年)
• - *天色アイルノーツ (2013年)
• - サノバウィッチ (2015年)
• - 千恋万花 (2016年)
• - RIDDLE JOKER* (2018年)

これらの作品は、特に丹念なストーリーやキャラクター設定が評価されています。また、各作品において異なるエンディング曲が流れるスタイルや、カウントダウンムービーの公開など、ファンを楽しませる工夫が凝らされています。

スタッフとファンコミュニティ

ゆずソフトのクリエイティブチームは、Famishinをはじめとして、各分野に特化した才能を集結させています。そのため、ゲームの品質は非常に高く、リリースされるたびにファンの期待が高まります。さらに、続いて新たな音声作品や別ブランドの立ち上げを行うなど、絶えず進化し続けています。

また、彼らは公式サイトやブログを通じてファンとのコミュニケーションも活発に行い、ツイッターを介したユーザー登録制を導入するなど、ファンを大切にする姿勢が見て取れます。

結論

ゆずソフトは、新しいアイデアと熱意あるチームによって、アダルトゲーム市場で強固な地位を築いてきました。今後も彼らがどのような作品を世に送り出すのか、目が離せません。

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