アイムユアーズ

アイムユアーズは、2009年1月15日生まれの競走馬です。馬名の由来は「私はあなたのもの」という意味で、その名の通り、多くのファンを魅了する活躍を見せました。

2011年のデビュー戦は3着でしたが、続く未勝利戦で初勝利を挙げます。その後、函館2歳ステークスで2着と好成績を残し、8番人気と低評価だったファンタジーステークスでは、最後の直線で外から差し切り、重賞初制覇を飾りました。これは関東馬による同レース初優勝でもありました。鞍上のイオリッツ・メンディザバル騎手にとってもJRA初勝利となりました。

続く阪神ジュベナイルフィリーズでは、2着に入線。2012年は3歳初戦のフィリーズレビューで重賞2勝目を挙げ、クラシック路線への挑戦を本格化させます。桜花賞ではジェンティルドンナ、ヴィルシーナとの接戦の末3着、オークスではジェンティルドンナに次ぐ4着と、強豪相手に善戦しました。

夏にはクイーンステークスで重賞3勝目を挙げ、秋華賞にも出走しますが、6着に終わります。マイルチャンピオンシップでは、メンディザバル騎手の帰国により騎手が変更となり、10着という結果に終わりました。

2013年は、クイーンステークスで連覇を達成し、重賞4勝目を挙げました。その後、札幌記念に出走しましたが4着に終わり、競走馬登録を抹消されました。

引退後はノーザンファームで繁殖牝馬となり、2016年産駒のユアーズトゥルーリは種牡馬となりました。2018年には、3番仔がセレクトセールにおいて1億8000万円という高額で落札されるなど、繁殖牝馬としても大きな成功を収めています。

アイムユアーズの血統背景も注目に値します。曾祖母ダイナカールはオークス馬であり、祖母にはオークス馬エアグルーヴ、その仔にはエリザベス女王杯2連覇のアドマイヤグルーヴ、香港GIクイーンエリザベス2世C優勝のルーラーシップなど、数々の活躍馬がいます。

アイムユアーズは、競走馬としての輝かしい成績と、繁殖牝馬としての成功により、日本の競馬史に名を残す存在となりました。そのスピードとスタミナ、そして勝負強さは、多くのファンに感動と興奮を与え続けました。短距離から中距離まで幅広く活躍し、様々なレースで好成績を残した彼女の競走馬としての才能は、日本の競馬界に大きな足跡を残したと言えるでしょう。そして、繁殖牝馬として素晴らしい競走馬を輩出していることも、彼女の偉大さを物語っています。その血統の素晴らしさは、今後の競馬界にも大きな影響を与える可能性を秘めています。

もう一度検索