イマジニア

イマジニア株式会社について



イマジニア株式会社（Imagineer Co., Ltd.）は、東京都新宿区に本社を持つコンテンツ企業で、幅広いメディア事業を手がけています。社名は「Imagination」（想像）と「Engineer」（技師）を組み合わせた言葉で、文字通り「想像を形にする者」という意味を持っています。1975年に設立され、元々はミサワホームホールディングス傘下の企業として、コンピュータ技術と住宅の未来像を研究する目的で動き出しました。

当初、イマジニアはコンピュータゲームソフトの開発を中心に活動を展開しており、特にファミリーコンピュータ向けにリリースした『銀河伝承』はメディアミックスの先駆けとして知られています。この成功に続き、任天堂やNTTと共にディスクファクスの開発を行い、次第に大人向けのゲームの制作にも着手しました。また、海外のゲームタイトルの移植にも力を入れるようになりました。

1998年には子会社としてロケットカンパニーを設立し、携帯電話向けのコンテンツビジネスを展開するようになります。しかし、2016年にロケットカンパニーを吸収合併し、その翌月にはニンテンドー3DS向けタイトル『ぐでたま おかわりいかがっすかー』によって、コンシューマゲーム市場への再参入を果たしました。

また、イマジニアは2013年4月1日に『野球太郎』の発行元であるナックルボールスタジアムを吸収合併。これにより、野球専門のメディアコンテンツをさらに充実させ、モバイルメディア事業本部として成長を遂げました。

さらに2015年には再生可能エネルギー事業にも乗り出し、小水力発電を中心とした発電事業を開始。社外取締役には工学の専門家である小宮山宏氏が就任しましたが、2020年にはこの事業は中止されました。

イマジニアが展開する主な事業には、ゲーム開発、モバイルコンテンツ、メディア発行などがあります。特に、ナックルボールスタジアムが発行する『野球太郎』は、依然として人気を博しています。多様なビジネスを展開する彼らの今後の動向が注目されます。

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