イーネット

株式会社イーネットについて

株式会社イーネット（E-net Co., Ltd.）は、日本国内でコンビニエンスストアなどにATMを設置・運営する企業です。主な業務はATMの保守管理や事務受託業務で、全国の銀行と連携しながらサービスを展開しています。イーネットは、金融機関のATM管理を主な業務としながらも、金融業そのものを行わないため、サービス業に位置づけられています。

企業概要

イーネットは、複数の金融機関およびコンビニエンスストアの共同出資によって設立されました。全国で展開するATMは、コンビニや従来の共同ATMで利用されています。従って、イーネットは自社で預金や融資を提供する金融機関とは異なる立場にあります。過去には、同様の業態を持つ他社もありましたが、イーネットはその役割をマネジメントすることで、関連企業と共に日本の現金取引の流通をサポートしています。

事業展開

イーネットは、ファミリーマート、ポプラ、デイリーヤマザキなど、多くのコンビニエンスストア内にATMを設置しています。一部の店舗では、ゆうちょ銀行ATMが併設されていることもあります。特に鹿児島県では、南九州ファミリーマートが地元金融機関と提携し、イーネットATMではなく、自行のATMを設置しています。これにより、同地域でのイーネットの運営に影響が出ているのです。

主要設置店舗

- ファミリーマート: 全国の多くの店舗に設置されており、過去にはアットバンクATMも利用されていましたが、段階的に他のATMに転換されています。
- デイリーヤマザキ: 一部の店舗では他行のATMが設置されることもあり、地域によって異なります。
- ポプラ: 一部の店舗では、ローソンにリブランドされ、そこでローソン銀行ATMに移行しています。

鹿児島県内の特有な事情

鹿児島県内では、イーネットに設置されたATMの数が2台であり、主にドン・キホーテ鹿児島天文館店と城山ホテルにしか設置されていません。南九州ファミリーマートは地域の金融機関である鹿児島銀行と提携し、自行のATMを展開しています。このため、鹿児島銀行が出資するイーネットとの提携は見られません。

ATMsの管理と受託業務

イーネットは、東京三菱銀行（現在の三菱UFJ銀行）などからの受託業務を通じて、大学や病院などの施設内でもATMを運営しています。これにより、地域住民に便利なATMサービスを提供できるよう努めています。

ATM納入と導入機種

ATM機器は主に日立製で、過去にはCZ5000型を中心に設置されました。その後、新型のCZ6000NXも導入され、使いやすさや利便性が向上しています。

まとめ

株式会社イーネットは、全国のコンビニや共同ATMを利用した現金取引の効率化に貢献しており、そのサービスは多くの金融機関と連携して進化し続けています。特に、地域ごとのニーズに応じた多様な展開を行うことで、安定したATMサービスを維持・向上させています。

もう一度検索