エキサイティングプロレス

WWE 2Kシリーズの魅力

『WWE 2K』シリーズは、アメリカのプロレス団体WWEをテーマにした3Dプロレスアクションゲームです。ゲームは2K Sportsによって開発・発売されており、世界中で多くのファンに支持されています。

このシリーズは、その開始が2000年春に遡り、最初の作品はPlayStation用ソフト「WWF SmackDown!」でした。このゲームは欧米で150万本を超える売上を記録し、日本では「エキサイティングプロレス」としてリリースされました。その後も毎年新作が登場し、2021年までにシリーズの続編が製作されています。日本での展開に関しては、2012年の「WWE 12」以降、国内販売が終了しましたが、ユークスが開発を担当し続けていました。

ゲームの特徴

『WWE 2K』シリーズの最大の魅力は、WWEのスーパースターたちをリアルに再現している点です。各作品では、その年のWWEで活躍したスーパースターや特殊な試合形式が随時追加され、プレイヤーは自分の好きなキャラクターを選んで試合が楽しめます。また、試合の入場シーンや技の演出も忠実に再現されており、ファンにはたまらない作品になっています。

さらに、シリーズの初期から多様なゲームモードが用意されており、例えばエキシビションモードでは好きなスーパースターや試合形式を選んで自由に対戦できます。また一人のスーパースターとしてWWEのストーリーを体験できるシーズンモードや、選手を作成できるクリエイトモードも魅力の一つです。特にエキサイティングプロレス7からは、選手の詳細な入場シーンを自由に設定できるようになり、奥深いカスタマイズが可能となりました。

シリーズの進化

シリーズの進化は目を見張るもので、過去のスーパースターがレジェンド枠として登場するようになったのは第5弾からです。また、ゲームのオープニングには当時のWWEの特番からの映像が使用され、プレイヤーを一層ゲームの雰囲気に引き込みます。最新作では、オリジナルの必殺技を作成できる機能や新たな試合形式も追加されています。

一方で、近年の作品では開発体制に変化が見られ、2020年度版「WWE 2K20」からは開発がユークスからVisual Conceptsに移行しました。しかし、この変更に伴い、バグや不具合が多数報告されたこともあり、批評の声も上がりました。これを受けてソニーが返金に応じる事態にまで発展しました。

シリーズの貢献

『WWE 2K』シリーズは単なるゲームにとどまらず、WWEの文化を発信する重要な役割を果たしています。多くのプロレスファンにとって、ゲームの中で好きな選手を操作し、夢の対戦を実現することは、他に代えがたい体験です。また、WWEのスーパースターもこのゲームを楽しんでおり、彼らが自身のキャラクターをゲームの中でプレイする姿も目にすることができます。

このように、WWE 2Kシリーズは単なるエンターテインメントとしてだけでなく、ファンとの交流の場としても大いに活用されているのです。これからも続々と新作が登場し、さらなる進化が期待されるこのシリーズには、今後も注目が集まります。

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