エコロデュエル

エコロデュエル：平地から障害へ、重賞制覇の軌跡

2019年5月4日生まれの競走馬、エコロデュエル。その馬名は冠名に「決闘」を組み合わせたものだ。その名にふさわしく、エコロデュエルはデビューから重賞制覇まで、数々の困難を乗り越え、ドラマチックな競走人生を歩んできた。

3歳シーズン（2022年）は、1月23日の小倉競馬場での3歳新馬戦でデビュー。しかし、結果は7着と悔しいスタートとなった。その後も勝利からは遠ざかり、苦戦が続いた。転機が訪れたのは6月5日、東京競馬場で行われた3歳未勝利戦。好スタートからハナを奪い、逃げ切りで待望の初勝利を手にした。しかし、その後は再び着外が続き、なかなか勝ち星を伸ばすことができなかった。それでも、11月26日の東京競馬場で行われた3歳上1勝クラスでは3着と健闘し、3歳シーズンを終えた。

4歳シーズン（2023年）は、新たな挑戦として障害競走に転向。5月7日、新潟競馬場で行われた障害4歳上未勝利戦で初出走を果たすも、7着に終わった。しかし、5月28日、京都競馬場で行われた障害4歳上未勝利戦で、道中2番手追走から最終障害で先頭に立ち、後続に大差をつけて見事に勝利。障害競走転向2戦目で初勝利を飾った。続く7月22日、中京競馬場で行われた障害3歳上オープンでも、中団追走から最終障害で先頭に躍り出て、3馬身差をつける圧勝劇を演じ、障害競走2連勝を達成した。

重賞初挑戦となった9月16日、阪神競馬場で行われた阪神ジャンプステークスでは、終始後方追走のまま10着と大敗を喫した。しかし、エコロデュエルは諦めなかった。そして迎えた11月11日、京都競馬場で行われた京都ジャンプステークス。道中後方で脚を溜め、最後の直線で馬群を割って鋭く伸びると、アサクサゲンキに半馬身差をつけ、見事勝利。念願の重賞初制覇を果たしたのだ。

エコロデュエルの競走成績は、netkeiba.comやJBISサーチなどのサイトで確認できる。デビュー当初の苦戦、障害競走への転向、そして重賞制覇という劇的なストーリーは、多くの競走馬ファンを魅了した。平地競走での経験が、障害競走での成功に繋がるという、エコロデュエルの物語は、競走馬の可能性を改めて示すものとなった。エコロデュエルの今後の活躍にも、大きな期待が寄せられている。

エコロデュエルの血統、今後のレース予定など、詳細な情報は、netkeiba.com、スポーツナビ、JBISサーチなどのサイトで確認できる。

もう一度検索