ケビン・ライアン

ケビン・ライアン：正義を追い求める警察官

ケビン・ライアンは、SNKの対戦格闘ゲーム『餓狼 MARK OF THE WOLVES』に登場するキャラクターです。SWAT所属の警察官である彼は、幼馴染の息子であるマーキーと共に、マーキーの父親を殺害した犯人を追っています。

犯人はフリーマンという人物ですが、ケビンは「長髪の男」という情報しか掴めておらず、その情報からテリー・ボガードを犯人と誤認し、彼に勝負を挑むという展開になります。この誤解は、事件当時マーキーが現場にいなかったことが原因です。フリーマンとの直接対決は、ゲーム内でフリーマンをCPU対戦相手として選択した場合にのみ見ることができます。

ブルー・マリーとは遠い親戚であるという設定がありますが、ゲーム内ではその関係性はほとんど描かれていません。SNKの公式ウェブサイトのQ&Aでは、親しい間柄ではないと明言されています。

マーキー：ケビンの忠実な相棒

マーキーは、黒人の少年で、常にヘルメットをかぶっています。父親を殺害された彼は、犯人を追うケビンに協力し、行動を共にしています。

対戦中、マーキーは背景でケビンを応援します。しかし、ケビンが敗北すると、マーキーは悔しさのあまりヘルメットを投げ捨て、それが自分の頭に当たって痛がるというコミカルなアクションも見せてくれます。

ケビンの技：警察官らしい実直な技の数々

ケビンの技は、警察官としての経験が反映された、実用的で力強いものが揃っています。

通常投げ：ポリスルー

相手を掴んで地面に叩きつけるシンプルな投げ技です。

特殊技：ポリキック

短いローキックから横蹴りへの連携技。素早い攻撃で相手を翻弄します。

必殺技

ヘルローター：振り向きざまの裏拳（弱）または上から振り下ろす拳（強）で攻撃する技。ボタンを押し続けることで溜めが可能で、威力を増大させることができます。溜め中に追加入力で攻撃を中断することもできます。公式ガイドブックでは「ヘルロースター」と表記されている場合もありますが、SNK公式サイトでは「ヘルローター」とされています。
ヘルスナイプ：空中へジャンプし、拳を打ち下ろす技。
ヘルトラップ：ローキックで相手を浮かせてから掴み、膝蹴りを叩き込むブレーキング対応技。
クリーパー：伏せて匍匐前進を行う移動技。移動中に追加入力をすることで、下段払いのパンチ、中段の浴びせ蹴り、急停止のいずれかを選択できます。
アヴォイドマイン：前転しながら接近する移動技。無敵時間が存在し、主に回避手段として使用されます。
ヘルアレスト：コマンド投げ。掴んだ相手にボディブローとストレートを叩き込み、吹き飛ばします。
TOPアタック：ショルダータックルから浴びせ蹴りに繋ぐ技。
ブラストチャージ：ショルダータックルから浴びせ蹴りに繋がる技。

超必殺技（潜在能力）

ラッキーストライク：ショルダータックルから打ち下ろしパンチ、そして爆発を伴うアッパーカットを決める技。潜在能力版では、アッパーカットの後にさらにストレートを追加します。
ガトリングフリーザー：顎を蹴り上げて爆炎を起こす技。爆炎が地上でヒットすると、相手は燃えながらよろめき、追撃のチャンスを生み出します。潜在能力版では、爆炎が多段ヒットします。

ケビン・ライアンを演じた声優

『餓狼 MARK OF THE WOLVES』：北沢洋
『餓狼 CotW』：坂田明寛

マーキーを演じた声優

『餓狼 MARK OF THE WOLVES』：竹内順子

ケビン・ライアンと関連する人物

フリーマン：ケビンの親友を殺害した犯人
テリー・ボガード：フリーマンと間違えられた人物
ブルー・マリー：ケビンの遠い親戚

参考文献

* 『ASCII MOOK 〔餓狼〕…GAROU MARK OF THE WOLVES 公式ガイドブック』 ISBN 4-7561-3325-8 アスキー 2000年2月

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