コクーンシティ

コクーンシティ（COCOON CITY）

コクーンシティは埼玉県さいたま市大宮区吉敷町に位置する大型ショッピングモールで、コクーン1、コクーン2、コクーン3、およびパークサイドビルの4つの棟から構成されています。これらはさいたま新都心の13・14・16街区に該当し、片倉工業が運営しています。

概要

「コクーン」という名称は英語で「繭」を意味しており、その名の通り、片倉工業がかつて製糸業を営んでいたことに由来しています。 コクーン1は2004年に開業し、2015年にコクーン2が追加され、名称が現在の形になりました。 コクーン1には紀伊國屋書店、MOVIXさいたま、ライフ＆グルメアリーナなど、多様なテナントが並び、約23000平方メートルの営業面積を誇ります。

コクーン2は2015年に開業し、イトーヨーカ堂大宮店をキーテナントに持つ164の専門店と飲食店が入居し、その営業面積は約35000平方メートルです。また、3階にはフードコート「コクーンキッチン」、1階には「コクーンダイニング」が設置されています。コクーン1とコクーン2は、便利な歩行者デッキ「コクーンブリッジ」でつながっており、アクセスが容易です。

コクーン3は元々1983年に開業した「大宮カタクラパーク」の後を引き継ぎ、2015年にリニューアルオープンしました。ここにはヨドバシカメラの大型店舗やニトリデコホーム、ダイソーなどがあり、約18000平方メートルの営業面積があります。

パークサイドビルは大宮カタクラパークから引き継がれた唯一のロードサイド店舗で、7つの専門店とレストランが入居しています。また、コクーン全体で約3000台を収容可能な駐車場が整備されており、駐輪場も同様に設置されています。

開業経緯

コクーンシティの開発は1989年にさかのぼり、地域整備の計画に基づいて行われました。1991年に土地区画整理事業が始まり、その後片倉工業が新たな商業施設の開業を計画しましたが、景気の低迷によりこの計画は当初よりも大幅に遅れることとなりました。

その後、2000年により具体的な計画が策定され、2004年にコクーン1が開業を果たしました。開発は順調に進み、コクーン2とコクーン3も次第に追加される形で、現在のような複合型商業エリアが完成しました。

沿革

コクーンシティの歴史は古く、江戸時代にはこの地域が処刑場であったことが記録されています。その後、明治維新を経て、片倉工業が製糸業を始め、土地利用が変わっていきました。様々な施設が開業し、時代の変遷とともに大宮カタクラパークが誕生、最終的には現在のコクーンシティとして発展していきました。

アクセスと今後の展望

アクセスは、東日本旅客鉄道（JR東日本）のさいたま新都心駅から直結しており、非常に便利です。今後はさらなる施設の活用や周辺の開発計画が進められており、都市の発展に伴い、新しい展開が期待されています。コクーンシティは、今後も地域の中心的な商業エリアとしての役割を果たし続けるでしょう。

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