コーエーテクモゲームス

株式会社コーエーテクモゲームス

株式会社コーエーテクモゲームス（英: KOEI TECMO GAMES CO., LTD.）は、日本のゲームソフト開発および販売を手掛ける企業であり、神奈川県横浜市西区に本社を構えています。この会社は、コーエーテクモホールディングスの子会社として、ゲームコンテンツの創造と運営に取り組むことで知られています。また、同社はコンピュータエンターテインメント協会の正会員であり、業界内でもその存在感を発揮しています。略称はKTゲームスです。

概要

2009年4月1日、コーエーとテクモが経営統合し、2010年4月1日に正式に合併して株式会社コーエーテクモゲームスが誕生しました。この合併によって、両社の強みを結集し、より柔軟で機動的な開発体制を整えています。2011年には、両社の開発機能が統合され、洗練された開発体制が施行されました。

同社は、パソコンや家庭用ゲーム機向けのゲームソフト、オンラインゲーム、及びモバイルコンテンツの計画・開発を一手に担っています。さらに、ゲームソフトの出版や関連書籍の刊行も行い、その事業の多様性を強調しています。また、中国（天津・北京）、シンガポール、ベトナムに開発子会社を持ち、国際的な開発ネットワークを構築しています。

2014年10月1日には、子会社ガストを吸収合併し、ガスト長野開発部の設立を発表しました。さらに、2020年3月に本社を横浜市港北区の箕輪町からみなとみらいのKTビルへ移転したことで、より利便性の高い拠点を得ることとなりました。

本社

新しい本社ビルは、2016年に横浜市西区みなとみらいに建設され、15階建ての複合ビルとして開発されました。低層部には「KT Zepp Yokohama」というライブハウス型ホールが併設され、エンターテインメント事業での新たな展開が期待されています。この移転は、経営統合からの10年目を迎えたことや、新たなビジネスへの挑戦など、多くの要因に基づいています。

本社内部の装飾には、織田信長の顔を模したタイルや、源平合戦をイメージしたデザインが施されています。また、歴史的なテーマに関連したアートも飾られており、創業者の圭子の美術的なバックグラウンドを反映しています。

沿革

• - 2010年4月1日: コーエーを存続会社としてテクモを吸収合併、株式会社コーエーテクモゲームスに商号変更。
• - 2011年4月1日: （新）コーエー、（新）テクモを吸収合併し、開発機能を統合。
• - 2014年8月26日: 戦国無双シリーズの特許権侵害訴訟が提訴。
• - 2016年: 大河ドラマ『真田丸』のCG技術を提供・監修。
• - 2017年4月1日: スマートフォン向けゲームブランド「midas」を設立。
• - 2020年3月: 本社がKTビルに移転。

不祥事

過去には、PSP版『コーエーテクモ定番シリーズ 三國志VIII』で誤って製品の内容を別の商品として販売してしまうという問題が発生しました。さらに、PC版『真・三國無双8』において、日本語と中国語の選択肢がアップデートによって制限された際には、プレイヤーからの強い反発を受けました。このような問題にも迅速な対応を求められています。

まとめ

株式会社コーエーテクモゲームスは、歴史的なゲームから新しいエンターテインメントの開発まで、多岐にわたる事業を展開しています。そのアプローチは常に革新を目指し、業界での重要な役割を果たすとともに、ユーザーとの関係を築いています。

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