サトノダイヤモンド

サトノダイヤモンドのプロフィールと経歴

サトノダイヤモンド（EU名：Satono Diamond）は、日本の競走馬及び種牡馬で、2013年に生まれました。主な勝ち鞍には、2016年に獲得した菊花賞と有馬記念があります。馬名は冠名と宝石名に由来し、額に流星の形があることからも連想されています。また、彼の母マルペンサはアルゼンチンのGI競走を3勝し、優秀な血統を持っています。

経歴

デビュー前

サトノダイヤモンドは、2013年のセレクトセールで里見治により2億3000万円（税込2億4150万円）で落札され、注目を浴びました。これにより、彼の競走馬としてのキャリアがスタートしました。

2歳（2015年）

彼は2015年11月に京都競馬場で芝2000mの新馬戦にデビューし、ロイカバードとの金額対決として注目を集める中、レースに勝利しました。続く2戦目でも圧倒的な人気を集め、連勝を達成しました。

3歳（2016年）

サトノダイヤモンドは、2016年の初戦GIIIきさらぎ賞で再びロイカバードとの対決が話題に。彼はレースをレコードタイムで圧勝し、その後皐月賞に挑戦しました。しかし、レース中に不利を受けたため3着に終わります。続く日本ダービーでは左後肢の落鉄というアクシデントに見舞われながらも、尽力して2着に入りました。

次に、菊花賞に向けて神戸新聞杯に出走し、圧倒的支持に応えて勝利。菊花賞では、同じく人気を集めるディーマジェスティを抑え優勝し嬉しいGIタイトルを手にしました。

4歳（2017年）

古馬になったサトノダイヤモンドは、凱旋門賞を目指すことを目標に据え、阪神大賞典を勝利した後、天皇賞・春でキタサンブラックと対戦し、3着に終わります。その後フランスへ遠征し、凱旋門賞に挑みましたが、重馬場に苦しみ15着と惨敗でした。

5歳（2018年）

2018年は金鯱賞に出走し、惜しくも3着、その後の大阪杯、宝塚記念では期待に応えられず、最終的に引退レースとなる有馬記念でも6着となりました。サトノダイヤモンドは、その後引退し、社台スタリオンステーションで種牡馬としての新たな道を歩み始めました。

種牡馬としての活動

サトノダイヤモンドは、初年度から安定して130頭から140頭の種付を行っています。2022年には初の産駒勝利を収め、その後も着々と歩みを進めています。しかし、2023年度の種付頭数は急減しており、その背景には初年度産駒の不振があると考えられています。2023年9月時点では、重賞勝ち馬は僅かに1頭のみとなっています。関係者は今後の期待を寄せているようです。

主な産駒

• - サトノグランツ（2023年京都新聞杯、神戸新聞杯）
• - シンリョクカ（2024年新潟記念）

サトノダイヤモンドは、その素晴らしい競走成績と血統を引き継ぎ、今後も競馬界に名を刻み続けることでしょう。

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