シャラコ

映画『シャラコ』解説

『シャラコ』（原題：Shalako）は、1968年に公開されたイギリス、西ドイツ、アメリカ合衆国合作の西部劇映画です。監督はエドワード・ドミトリク、主演はショーン・コネリーが務めました。この作品は、19世紀後半のアメリカ南西部を舞台に、ヨーロッパ貴族の一行が狩猟のために訪れた地で、先住民であるアパッチ族との対立に巻き込まれる様子を描いています。

あらすじ

1880年、ニューメキシコ州の未開の地に、ヨーロッパから来た貴族の一行が狩猟を目的に訪れます。彼らはガイド役のボスキーに案内され、狩猟を楽しもうとしますが、その地はアパッチ族が聖地として守る場所でした。一行の中にいた美しい未亡人イリーナは、一人でいたところをアパッチ族に襲撃されますが、白人とインディアンの混血であるシャラコによって救われます。

シャラコは、アパッチ族が再び襲撃してくることを警告し、その場を去ります。一行は、旅の疲れを癒すため、平原にある廃屋で休憩を取ることにしますが、シャラコの警告通り、アパッチ族が再び襲撃してきます。戦いの中、貴族の一人でボスキーと親密になっていたダゲット夫人は、この過酷な状況に耐えられず、ボスキーと共に逃亡します。

その後、シャラコが現れ、一行に徒歩での脱出を提案します。一行はシャラコに導かれ、過酷な旅を続けることになります。移動中、アパッチ族の襲撃によってダゲット夫人を失ったボスキーと再会しますが、再びアパッチ族の襲撃を受けます。

キャスト

• - シャラコ：ショーン・コネリー（日本語吹替：大平透）
• - イリーナ・ラザール：ブリジット・バルドー（日本語吹替：小原乃梨子）
• - ボスキー・フルトン：スティーヴン・ボイド（日本語吹替：小林清志）
• - チャールズ・ダゲット卿：ジャック・ホーキンス（日本語吹替：川久保潔）
• - フレデリック・フォン・ハルスタット伯：ペーター・ファン・アイク（日本語吹替：島宇志夫）
• - レディ・ジュリア・ダゲット：オナー・ブラックマン（日本語吹替：京千英子）
• - チャトー：ウディ・ストロード
• - マコ：エリック・サイクス（日本語吹替：清川元夢）
• - ヘンリー・クラーク：アレクサンダー・ノックス
• - エレナ・クラーク：ヴァレリー・フレンチ
• - ロジャス：ジュリアン・マテオス
• - バッファロー：ドナルド・バリー
• - チャトーの父：ロッド・レッドウィング

作品のポイント

この映画の見どころは、ショーン・コネリー演じるシャラコの冷静で勇敢な姿と、ブリジット・バルドー演じるイリーナの美しさです。また、アパッチ族との激しい戦闘シーンや、広大なアメリカ南西部の風景も迫力があります。

ヨーロッパ貴族とアメリカ先住民との文化の違いや、文明と自然の対立といったテーマも描かれており、単なるアクション映画としてだけでなく、深いドラマとしても楽しめます。

その他

映画は、1973年10月12日に『ゴールデン洋画劇場』で日本語吹替版が初放送されました。この作品は、西部劇ファンだけでなく、アクションやドラマを好む人々にもおすすめできる作品です。

外部リンク

• - シャラコ - allcinema
• - シャラコ - KINENOTE
• - Shalako - オールムービー（英語）
• - Shalako - IMDb（英語）

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