スカイミッション

スカイミッション (SKY MISSION)

『スカイミッション』は、Malibu Interactiveが手掛けたフライトシューティングゲームで、アメリカではナムコ・ホームテックよりリリースされました。日本では1992年9月29日に、ナムコ（現在のバンダイナムコエンターテインメント）からスーパーファミコン用ソフトとして登場しました。本作は、アメリカのスーパーNES向けに展開された『WINGS 2: Aces High』の日本移植版です。

ゲーム概要

本作は、特殊な拡大縮小や回転技術を駆使して描かれる戦場を飛び回る疑似3Dのフライトシューティングゲームです。プレイヤーはイギリス空軍のパイロットとなり、第一次世界大戦が舞台です。移植時には通常、ゲーム内のテキストが日本語化されることが一般的ですが、『スカイミッション』では英語のまま残されています。

ゲーム内容

プレイヤーは複葉機「ソッピース キャメル」を駆使し、ドイツ軍との激闘を繰り広げます。操作方法はシンプルで、左右で機体を傾け、上下で機首の角度を制御。Yボタンで機銃を発射し、L・Rボタンで爆弾を投下する仕組みです。

本作には、空中戦、爆撃、地上攻撃の3種類のミッションがあり、5人のパイロットから1人を選択します。全20ステージにわたる34のミッションが用意されており、パスワードコンティニュー機能も搭載されています。

ミッションの詳細

• - 空中戦: 限られた時間内に敵機を撃墜する。
• - 爆撃: 高度な対空砲火を避けながら、標的に爆弾を落とす。
• - 地上攻撃: 地上の敵を機関銃で排除する。

ミッションに失敗すると降格され、さらなる失敗が続くと除隊になってしまいます。また、操縦ミスによる墜落や、機体が100%のダメージを受けてもゲームオーバーとなります。ミッションを成功させると、「DEBRIEFING」（成績表）で成果が表示され、さらに能力を向上させることができます。

キャラクターとスタッフ

ゲームに登場するパイロットは、すべて男性で、5人の名前は以下の通りです:

• - Marcel LeBlanc
• - Sean Maloney
• - Jone Hargreaves
• - Charlie Dexter
• - Lawrence Wolfe

開発にはスティーヴ・ヒューズがプログラマーとして参加し、プロデューサーはケン・ロブ、音楽にはTHE FATMANが起用されました。

評価と反響

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、24点（満40点）を獲得。レビュアーからは、フライトシミュレーションとしての評判が評価されつつ、一部操作の難しさや英語表記についての不満も指摘されています。また、『ファミリーコンピュータMagazine』においては、19.36点（満30点）で、スーパーファミコン全ソフトの中で236位という評価が下されました。特に、空中戦や地上射撃のグラフィックスに関しては評価されており、リアルな戦闘の雰囲気が伝わるという意見がありました。

その他

難易度の高さに配慮し、空中戦において敵の位置を示す隠しコマンドが設けられています。この隠しコマンドは、タイトル画面で特定のボタンを押すことで有効にできます。プレイヤーは、戦闘機の操縦を通じて、第一次世界大戦の激しい戦闘を疑似体験することができます。

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