ソフトバンク・ビジョン・ファンド2

ソフトバンク・ビジョン・ファンド2（SoftBank Vision Fund 2）について

ソフトバンク・ビジョン・ファンド2は、ソフトバンクグループなどが中心となって設立した、テクノロジー分野に特化した投資ファンドです。前身であるソフトバンク・ビジョン・ファンドの成功を受けて、さらなる成長を目指し、2020年3月末までの組成完了を目指して計画されました。

ファンドの概要

2019年7月、約1,080億米ドル（約11.7兆円）という巨額の投資ファンド設立が発表されました。このファンドには、ソフトバンクグループが380億ドルを出資するほか、Apple、フォックスコン・テクノロジー・グループ、マイクロソフトといった世界的な企業、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行などの大手金融機関、第一生命保険、三井住友信託銀行、SMBC日興証券、大和証券グループ、カザフスタン国立銀行投資公社、スタンダードチャータード銀行、さらに匿名の台湾の大手投資家やファンド経営陣が出資を予定しています。

前ファンドに参画していたサウジアラビアのパブリック・インベストメント・ファンド、ムバダラ開発公社、クアルコム、シャープは、2019年7月時点では名前が挙がっていませんが、出資に関する協議は継続されています。

ファンド規模の縮小

しかし、2020年2月7日、ウォールストリート・ジャーナルは、ファンドの規模が当初の半分未満に留まる可能性があると報じました。これは、先行するソフトバンク・ビジョン・ファンドにおけるWeWorkへの投資失敗を懸念し、投資家が投資に慎重になっているためと指摘されています。当初計画していたほどの資金が集まらなかったことで、ファンド規模の縮小を余儀なくされた形です。

主な投資先

ソフトバンク・ビジョン・ファンド2の主な投資先については、具体的な企業名は公開されていません。ただし、出資額は、同じ投資ラウンドに参加した他社分を含む場合や、ソフトバンクグループによるブリッジ投資分、ソフトバンク・ビジョン・ファンドによる投資分も含まれる点に留意が必要です。投資先については、今後詳細が明らかになることが期待されます。

まとめ

ソフトバンク・ビジョン・ファンド2は、テクノロジー分野への投資を加速させるための重要なファンドとして設立されました。しかし、前ファンドの投資実績や市場環境の変化により、当初の計画から規模を縮小せざるを得ない状況となっています。今後の投資活動とその成果に注目が集まります。

関連項目

ソフトバンク・ビジョン・ファンド

外部リンク

SoftBank Vision Fund

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