タカラベルモント

タカラベルモント株式会社の概要

タカラベルモント株式会社は、大阪府大阪市中央区に本社を置き、理美容機器、化粧品、医療機器などの製造・販売を行う企業です。この会社は1921年に創業し、その後1931年から理美容部門に進出しました。その結果、理容椅子や美容椅子をはじめ、シャンプー設備やその他の理美容関連機器を販売するリーディングカンパニーへと成長しました。

理美容機器のスペシャリスト

タカラベルモントは、特に理容椅子や美容椅子の分野で世界的な市場シェアを持っており、関連商品として頭髪用化粧品やエステティック関連機器、ネイル関連機器も手がけています。これにより、美容業界全体への深い専門知識と技術を蓄積してきました。さらに、1967年には歯科および医療分野にも事業を展開し、歯科用ユニットや診察台、手術台などを製造しています。

グループ企業との関係

タカラベルモントは、かつては大住宅機器メーカーのタカラスタンダード株式会社の傘下にありましたが、現在は独立した企業です。しかし、タカラスタンダードの主要株主の一翼として、現在も密接な関係を保っています。同社の現社長である吉川秀隆は、1998年以降タカラスタンダードの取締役としても活動しており、相互のビジネスにおいて重要な役割を果たしています。

大輪会の会員企業

タカラベルモントは、大輪会と呼ばれる専門団体の会員企業としても知られています。この団体は理美容業界の発展を目指めた活動を行っており、業界全体のネットワークを築く重要な役割を果たしています。

施設とショールーム

本社ビルの地下には多目的ホール「TBホール」があり、美容系専門学校のイベントなどに利用されます。また、本社から堺筋を挟んで位置するショールーム・TB-SQUAREは、2016年に完成し、竹中工務店によって設計されました。白と青の二色のリングが連なる外観が特徴的で、企業のコンセプトを具現化した建築物として評価されています。この建物は2018年度に大阪都市景観建築賞の建築サイン・アート賞を受賞し、デザイン面でも高い関心を集めています。

会社沿革

• - 1921年: 大阪市西成区において「宝鋳造所」として設立。
• - 1931年: 理美容椅子の製造を開始。
• - 1966年: ドイツのWELLA社と提携し、頭髪用化粧品事業に進出。
• - 1967年: 歯科と医療分野に進出。
• - 1973年: エステティック事業に進出。
• - 1977年: 自社ブランド「ルベル化粧品（現LebeL）」を設立。
• - 1997年: ネイル事業へ進出。

タカラベルモントは、時代の変化に応じて事業の幅を広げ、理美容業界や医療分野において重要な存在です。企業の成長の背後には、顧客の多様なニーズに応える姿勢と確かな技術力があります。

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