チェハーレス・タプスコット

チェハーレス・タプスコット：日本バスケ界を席巻したスコアリングモンスター

チェハーレス・タプスコット（Chehales Tapscott、1990年7月12日 - ）は、アメリカ合衆国出身のバスケットボール選手です。フォワードをポジションとし、その得点能力の高さで日本のバスケットボールリーグを沸かせました。

プロキャリアの幕開けと日本での挑戦

オレゴン州ヒルズボロで生まれたタプスコットは、Century High School時代からその才能を発揮し、Conference Player of the Yearを受賞するなど、注目を集めました。クラカマス・コミュニティ・カレッジに進学後も、カンファレンストーナメントMVPを2年連続で獲得。ポートランド州立大学では、2011-12シーズンにカンファレンス1st Teamに選出されるなど、着実にステップアップしていきました。

大学卒業後は、インターナショナル・バスケットボール・リーグ（IBL）のセイラムを経て、ルクセンブルクのAS Souleuvre、IBLのバンクーバー（ワシントン州）などでプレー。2014年には、オーストラリアQBLのロックハンプトンで優勝し、MVPを受賞しました。

そして2014年、タプスコットは日本へと渡り、bjリーグのバンビシャス奈良に所属。全52試合に出場し、1試合平均18.5得点を記録し、その実力を証明しました。

日本での活躍

2015-16シーズンは大分・愛媛ヒートデビルズに移籍し、さらにその才能を開花させます。50試合に出場し、1試合平均22.3得点（リーグ6位）、12.2リバウンド（同5位）、2.0スティール（同3位）、3.1アシストと、オールラウンドな活躍を見せました。

Bリーグ発足後の2016-17シーズンには、香川ファイブアローズに所属。ジョー・ナヴァーロヘッドコーチ（バンクーバー時代の恩師）のもと、59試合に出場し、1試合平均19.5得点でB2得点ランキング1位に輝きました。

翌2017-18シーズンは、再び愛媛オレンジバイキングス（大分・愛媛ヒートデビルズの後身）に復帰。1試合平均22.1得点を記録し、2シーズン連続でB2得点王を獲得。さらに、リーグ4位となる9.3リバウンドを記録しました。

2018-19シーズンは熊本ヴォルターズと契約し、得点リーグ4位。2019-20シーズンには愛媛と再契約し、11月23日の山形戦でトリプル・ダブル（40得点11リバウンド11アシスト）を達成。シーズン1試合平均30.0得点で、2シーズンぶり3度目のB2リーグ得点王に輝きました。

2020-21シーズンは茨城ロボッツと契約し、新たな挑戦を続けています。

チェハーレス・タプスコットは、その圧倒的な得点力とリバウンド力、そしてスティールやアシストなど、多岐にわたる能力で、日本のバスケットボールファンを魅了し続けています。彼の今後の活躍から目が離せません。

もう一度検索