テオ

テオ（Teo） - ガリシアの豊かな自然と文化が息づく自治体

テオは、スペイン北西部、ガリシア州のア・コルーニャ県に位置する自治体です。サンティアゴ・デ・コンポステーラの南に隣接し、コマルカ・デ・サンティアーゴに属しています。ガリシア統計局のデータによると、2014年の人口は18,254人で、近年は緩やかな増加傾向が見られます。

地理

テオは、面積約80平方キロメートルで、ア・コルーニャ県の南部に位置しています。北はアメスやサンティアゴ・デ・コンポステーラ、南はパドロンやポンテベドラ県のア・エストラーダ、東はベドラ、西はブリオンやロイスといった自治体と隣接しています。自治体は13の教区に分かれており、中心地区はルシ教区のア・ラマジョーサ地区です。

地形的には、北部のペナ・アグレーラ（410m）やアルト・デ・モントウト（339 m）、プルガ山（373m）などの丘陵地帯から、海抜100m以下のウジャ川流域の平野へと変化に富んでいます。地盤は頁岩や花崗岩などの硬い岩盤で構成されており、ウジャ川やサンタ・ルシーアの谷間のような低い場所には堆積岩が見られます。

人口と文化

テオの住民呼称は男女同形で「teense」です。2011年の調査では、ガリシア語話者の割合が自治体人口の49.80%を占めており、地域文化への強い繋がりが伺えます。

政治

2011年の自治体選挙の結果に基づくと、自治体首長はガリシア民族主義ブロック（BNG）のマルティーニョ・ノリエガ・サンチェスが務めていました。自治体評議員の構成は、ガリシア民族主義ブロックが9議席、ガリシア国民党（PPdeG）が6議席、ガリシア社会主義者党（PSdeG-PSOE）が1議席、IN-TEO（Iniciativa Independiente de Teo）が1議席となっていました。

教区

テオは以下の12の教区に分かれています。

Arca (San Juan)
Cacheiras (San Simón)
Calo (San Juan)
Lampai (Santa María)
Lucí (Santa Cruz)
Oza (Santa Eulalia)
Parada (Santa María)
Rarís (San Miguel)
Reis (San Cristóbal)
Teo (Santa María)
Vilariño (Santa María)

出身著名人

テオ出身の著名人としては、以下のような人物が挙げられます。

エンリケ・リステル：共産主義者、軍人（1907-1994）
エセキエル・モスケーラ：自転車競技選手（1975-）

外部リンク

テオ公式サイト

テオは、豊かな自然と歴史、文化が調和した魅力的な自治体です。サンティアゴ・デ・コンポステーラを訪れる際には、足を伸ばしてテオの魅力を体験してみてはいかがでしょうか。

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