テクマトリックス

テクマトリックス株式会社は、東京都港区に本社を構えるネットワークインテグレーターです。JPX日経中小型株指数の構成銘柄としても知られています。同社は、ネットワーク・インテグレーション、e-Businessアプリケーション、そして金融、医療、テレコムといった特定の業界に向けたソリューションの3つの分野を事業の柱として展開しています。

沿革

テクマトリックスの歴史は、1984年8月にニチメン株式会社（現在の双日）の情報部門の戦略子会社として、ニチメンデータシステム株式会社が設立されたことから始まります。その後、1988年3月には大阪営業所を開設し、事業拡大の足がかりとしました。1993年4月には、会社清算されたニチメン電子システムズ株式会社の人員と営業権の一部を継承し、組織を強化しました。1994年10月には資本金を1億円に増資し、経営基盤を固めました。

2000年に入ると、同社は大きな転換期を迎えます。同年4月にF5ネットワークスとの代理店契約を締結し、ネットワーク事業を強化しました。2000年11月には、社名を現在のテクマトリックス株式会社に変更し、新たなスタートを切りました。2001年2月には楽天株式会社に対して第三者割当増資を実施し、資本金が8億7280万円に増加しました。これにより、事業規模を拡大し、更なる成長を目指しました。

その後も、事業拠点の拡大を続け、2004年4月には九州営業所、2008年4月には仙台営業所を開設しました。2005年2月にはジャスダック市場に上場を果たしましたが、2010年7月に上場廃止となりました。しかし、2010年6月には東京証券取引所2部に上場し、再び株式市場での活動を開始しました。2013年2月には東京証券取引所1部に指定替えとなり、更なる企業価値の向上を目指しました。

2015年8月には、自己株式の取得により楽天株式会社が筆頭株主及びその他関係会社ではなくなり、独立性を高めました。2018年1月には株式会社NOBORIを設立し、新たな事業展開を模索しました。また、グローバル展開として、2018年4月にはタイ・バンコクに駐在員事務所を設立しました。2019年11月には山崎情報設計株式会社を連結子会社化し、グループとしての総合力を強化しました。2020年10月には再び九州営業所を開設し、地域密着型の事業を推進しています。

関係会社

テクマトリックスグループは、以下の関係会社で構成されています。

PSP株式会社
合同会社医知悟
株式会社A-Line
クロス・ヘッド株式会社
沖縄クロス・ヘッド株式会社
株式会社カサレアル
山崎情報設計株式会社

これらのグループ会社は、それぞれの専門性を活かし、テクマトリックスの事業を多角的にサポートしています。

事業所

テクマトリックスは、本社を東京に置き、国内各地に営業所を展開しています。これにより、全国の顧客に対して迅速かつ質の高いサービスを提供しています。

主要代理店製品

テクマトリックスは、以下の主要な製品の代理店として、これらの製品の販売やサポートを行っています。

F5ネットワークス
アラクサラネットワークス
RSAセキュリティ
McAfee
パロアルトネットワークス
アイシロン・システムズ
C++TEST

これらの製品は、企業のネットワークセキュリティやシステム運用において重要な役割を果たしています。テクマトリックスは、これらの製品の専門知識を持ち、顧客のニーズに合わせた最適なソリューションを提供しています。

まとめ

テクマトリックス株式会社は、設立から長年にわたり、ネットワークインテグレーションの分野で確固たる地位を築いてきました。技術革新と市場の変化に柔軟に対応しながら、常に最先端のソリューションを提供し続けています。同社の事業展開は、国内外に広がり、多くの顧客から信頼を得ています。今後も、その技術力と豊富な経験を活かし、更なる成長と発展が期待されています。

脚注

* テクマトリックス株式会社公式サイト

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