ドラゴンドラ

ドラゴンドラの概要

ドラゴンドラは、新潟県南魚沼郡湯沢町に位置し、苗場スキー場とかぐらスキー場の田代エリアを結ぶゴンドラです。正式には苗場 - 田代ゴンドラと呼ばれ、プリンスホテルによって運営されていますが、多くの人に親しまれ「苗場ドラゴンドラ」という通称でも知られています。

このゴンドラは全長5,481メートルと、日本国内で最も長いゴンドラとして知られています。その誕生の背景には、1997年における索道関係規則の改正があります。この改正により、ロープの結合部の制限が緩和され、長距離の索道を設置することが可能となりました。

ドラゴンドラの山麓駅と山頂駅を結ぶ所要時間は、冬季は約15分、その他の季節では20分から30分となっており、冬季スキーシーズンだけでなく、観光シーズンでも利用されています。2001年12月21日には開業を迎え、以来多くの観光客が訪れています。特に、2017年の春からは季節運行を開始し、春や秋の美しさを楽しむことができるようになりました。

季節運行について

春先には「新緑のドラゴンドラ」として毎年4月下旬から5月末日まで営業し、自然の新緑を楽しむことができます。これに対し、秋には「紅葉のドラゴンドラ」として、10月上旬から11月上旬まで運行され、美しい紅葉を堪能できます。

春季営業では、ドライブ中に原生するブナやホウノキ、トチなどの樹木を視覚的に楽しめます。また、気候によって湖水の色が変わる二居湖もぜひ立ち寄りたいスポットです。この湖は、その七色に変化する水面が訪れる人々を魅了しています。

秋になると、ドラゴンドラの山麓駅の近くではスギやカラマツが豊かに広がり、特にカラマツの黄金色の紅葉が人々の目を楽しませます。14号柱の近くでは、上りから一転してダイナミックに下りに変わるため、この地点でも川と紅葉の美しい取り合わせを観賞することができます。

安全対策と設備

設計と製造は日本ケーブルが担当しており、ゴンドラの定員は基本的に8人ですが、2020年から新型コロナウイルス感染症対策として、乗車人員が4人に制限されています。このように、安心して楽しめる環境も整えられています。

このように、ドラゴンドラはただの交通手段ではなく、四季折々の自然を存分に楽しむための大切な観光名所です。訪れるたびに新たな発見があることでしょう。

もう一度検索