日本ケーブル

日本ケーブル株式会社は、東京都千代田区に本社を構え、索道と立体駐車装置の製造、そしてスキー場などのリゾート運営を手がけるリーディングカンパニーです。千葉県習志野市に工場を持ち、国内の索道設置基数において圧倒的なシェアを誇ります。

事業内容

日本ケーブルは、以下の事業を柱として展開しています。

索道関連交通システム: ロープウェイ、リフト、ゴンドラなどの研究開発、設計、生産、施工、そしてアフターサービスまで一貫して提供しています。常に最新技術を取り入れ、安全性と快適性を追求した輸送システムを構築しています。
立体駐車装置: 都市部における駐車問題の解決に貢献する立体駐車装置の開発、設計、生産、施工、保守点検を行っています。多様なニーズに対応できる製品ラインナップを揃えています。
リゾートプランニングとオペレーション: スキー場をはじめとするマウンテンリゾートのプランニングから運営までをトータルにサポートしています。地域特性を活かした魅力的なリゾート開発に力を入れています。
情報発信: マウンテンリゾート経営情報誌「スノービジネス」を定期的に発刊し、業界の動向や最新情報を提供しています。また、索道技術者向けの「NCテクニカルセミナー」を定期的に開催し、技術者の育成にも貢献しています。

建設実績

近年では、以下の大規模な建設・納入実績があります。

索道輸送設備
エースゴンドラ / 北海道・ニセコ東急 グラン・ヒラフ（2024年）
白馬岩岳ゴンドラリフト / 長野県・白馬岩岳スノーフィールド（2024年）
YOKOHAMA AIR CABIN / 神奈川県・横浜みなとみらい21地区（2021年）
長坂ゴンドラリフト / 長野県・野沢温泉スキー場（2020年）
志賀高原リゾートゴンドラ / 長野県・志賀高原スキー場（2020年）
サンライズエクスプレス / 新潟県・石打丸山スキー場（2018年）
地上系輸送設備
紀三井寺ケーブル / 和歌山県・紀三井寺（2022年）
高野山ケーブルカー / 和歌山県・南海電鉄鋼索線（2019年）

これらの実績は、日本ケーブルの技術力と信頼性の高さを証明しています。

関連会社

日本ケーブルは、以下の関連会社を通じて、事業領域を拡大しています。

スノーシステムズ株式会社: スキー場関連設備・車両の輸入、販売、据付け、メンテナンス
オートタワーサービス株式会社: 立体駐車装置の保守点検、調整、施工管理
アルピナリゾートマネジメント株式会社: スキー場および山岳レジャー施設の運営業務
東北リゾートサービス株式会社: 八幡平リゾートパノラマスキー場などの事業運営
湯沢高原株式会社: 湯沢高原スキー場の事業運営
サンメドウズ清里株式会社: サンメドウズ清里スキー場の事業運営
大日株式会社: 伊豆パノラマパークの事業運営
アルピナBI株式会社: びわ湖バレイ、石打丸山スキー場の事業運営
神戸リゾートサービス株式会社: 神戸布引ハーブ園・ロープウェイの事業運営
Sun Peaks Resort LLP（カナダ）: 山岳リゾートの運営
Sun Peaks Grand LLP（カナダ）: リゾートホテルの運営
The Harvest Golf Club LLP（カナダ）: ゴルフ場の運営
Nippon Cable (Canada) Holdings Ltd.（カナダ）: カナダ事業統括会社
杭州友嘉凯普路机械有限公司（中国）: 立体駐車設備などの販売

今後の展望

日本ケーブルは、長年培ってきた技術とノウハウを活かし、国内外の索道および立体駐車装置市場において、更なる成長を目指しています。また、リゾート開発事業においては、地域社会との連携を強化し、持続可能な観光の実現に貢献していきます。

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