とんでん

とんでん株式会社：北海道の恵みと温かいおもてなしが詰まった和食レストランチェーン

1968年、長尾治氏によって札幌市で創業したとんでん株式会社は、現在、北海道と関東地方を中心に和食レストランチェーン「とんでん」を展開する企業です。社名は、北海道開拓の象徴である屯田兵に由来しており、創業以来「大衆の中により深く豊かで楽しい生活の提供」という経営理念を掲げています。

創業から現在まで：和菓子から和食レストランへ

当初は和菓子の製造販売からスタートしたとんでんは、1973年に「とんでん鮨」をオープン。その後、1978年にはさいたま市に「和食レストランとんでん」を開店し、本格的なチェーン展開を始めました。その後、関東圏への進出を図り、1985年には関東とんでん株式会社を設立、1998年には合併しました。

事業の多角化にも取り組み、製菓・製パン事業も展開していましたが、山崎製パンの北海道進出を機に、北海道内の製菓事業を譲渡。現在は関東で和菓子の製造販売を行っています。

メニューと食材へのこだわり：三世代が楽しめる味

「とんでん」のメニューは、「三世代が楽しめる食事」をコンセプトに、素材と味にこだわって作られています。北海道産の新鮮な海産物を使った料理が豊富で、特に、いわし料理を中心とした海産物フェアは人気です。寿司、天ぷら、蕎麦、茶碗蒸し、刺身、鍋料理など、幅広いメニューが用意されており、おせち料理の販売も行っています。看板メニューである「ジャンボ茶碗蒸し」は、多くのファンを魅了する人気の一品です。

温かいおもてなし：女性従業員中心の働きやすい環境

「とんでん」の従業員の多くは女性で、温かいおもてなしで知られています。男性の非正規社員の採用を積極的に行っていないわけではありませんが、男性従業員が制服をすぐに支給されないなど、現状では少ないのが実情です。

沿革：50年以上の歴史を彩る出来事

1968年の創業以来、とんでんは数々の節目を迎えました。1978年の「和食レストランとんでん」の開店、1981年のおせち料理販売開始、1998年の合併、2004年の日帰り温泉施設「湯けむりの丘・つきさむ温泉」のオープン、2017年の新業態「しゃぶしゃぶと鮨とんでん」の開店など、常に変化と成長を続けてきました。2018年には創業50周年を迎え、持株会社化に伴い、社名変更を行いました。近年では、「北海道生まれ 和食処 とんでん」へのリブランドも実施し、現在も進化を続けています。2023年には恵庭工場が食品衛生優良店舗を受賞、ジャンボ茶碗蒸しはOMOTENASHI SELECTION2023特別賞を受賞するなど、高い評価を得ています。

店舗情報：北海道から関東まで広がるネットワーク

「とんでん」は、北海道と関東地方に多数の店舗を展開しています。北海道札幌市を中心に、苫小牧市、恵庭市、岩見沢市、江別市など、道内各地に店舗があります。関東地方では、東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県、群馬県に多くの店舗があり、それぞれの地域で地元のお客様に愛されています。

まとめ：これからも進化し続ける「とんでん」

「とんでん」は、創業以来、北海道の豊かな食材と温かいおもてなしで、多くのお客様に愛されてきました。これからも、時代の変化に合わせて進化を続けながら、より良いサービスを提供していくことでしょう。北海道の恵みと温かいおもてなしを味わいたい方は、ぜひ一度「とんでん」を訪れてみてください。

※店舗数や所在地、その他の情報は、最新の情報と異なる可能性があります。最新の情報は公式ウェブサイトをご確認ください。

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