ノートルダム清心女子大学

ノートルダム清心女子大学について

ノートルダム清心女子大学（英語: Notre Dame Seishin University）は、岡山県岡山市に本部を置く私立大学です。1886年に設立され、1949年に正式に大学として認可されました。その略称は「清心」と呼ばれ、多くの学生に親しまれています。

歴史

大学の起源は1886年に遡り、ナミュール・ノートルダム修道女会が基盤として設立した「私立岡山女学校」が始まりです。設立当初は欧文学の私塾としての性格も持っており、1889年には位置を岡山市弓之町に移し、「私立玫瑰女学校」として改名されました。さらに1911年には「清心高等女学校」へと再び名称を変え、1944年には「岡山清心女子専門学校」が設立されました。

1949年、ノートルダム清心女子大学が正式に創立され、学芸学部が設置されました。以降、文学部や家政学部、さらには2003年には現代社会学科が開設されるなど、時代のニーズに応じた学部の整備が進められました。また、2024年には新たに国際文化学部と情報デザイン学部が設立される予定です。

文化財

ノートルダム清心女子大学にはいくつかの貴重な建築物があり、1929年に建築されたノートルダムホール本館とその東棟は、チェコ出身の建築家アントニン・レーモンドによる作品で、文化庁の登録有形文化財として保護されています。

学部・学科

当大学では多岐にわたる学部・学科が提供されています。現在の主な学部は以下の通りです：

• - 文学部

- 英語英文学科
- 日本語日本文学科
- 現代社会学科

• - 人間生活学部

- 人間生活学科
- 児童学科
- 食品栄養学科

• - 大学院

- 文学研究科（日本語日本文学専攻・英語英米文学専攻）
- 人間生活学研究科（人間生活専攻・人間発達専攻・食品栄養学専攻）

さらに、大学院では様々な専門分野に応じた高度なカリキュラムが設けられています。

奨学金制度

ノートルダム清心女子大学では、多様な奨学金制度を整備しており、学生が充実した学びを得るための支援が行われています。給付型の奨学金や免除型の奨学金が設けられ、特に成績優秀な学生には多くの機会が提供されています。

国際交流

国際的な視野を持つ教育を目指し、世界各国の大学と協定を結び、留学や交換プログラムを通じて国際交流の機会を拡充しています。アメリカ、イギリス、韓国、中国など、さまざまな国の教育機関との連携を行っています。

附属校と姉妹校

本大学には附属の幼稚園や小学校があり、また多くの姉妹校と連携しています。これにより、教育を受ける学生たちは多様な経験を積みながら成長できるよう配慮されています。

出身者

この大学を卒業した著名な人々には、政治家や文化人、芸能人などが多くいます。具体的には、岡山県の政治家として知られる栗尾典子氏や、著名な作家の杉本章子氏など、多岐にわたります。

ノートルダム清心女子大学は、地域や国際社会において重要な役割を果たす教育機関として、今後も進化し続けていくことでしょう。

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